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２００７年　関西学生１部リーグ戦

　パンフレットのリーグ展望から

　　昨年度２部リーグを制し、１部昇格を果たした神戸大学。ドライブインからミドルレンジまでこなす蔵田秀和（３年・清教学園高）、

　　破壊力抜群のオフェンス力を持つ蘆田隆行（３年・横浜緑ヶ丘高）のツインタワーを筆頭に、

　　精神面でチームを支える岩本優太（４年・倉敷青陵高）、堅いディフェンスで敵のキーマンを抑える堀江剛司（３年・千里高）、

　　アウトサイドシュートや多彩なドライブが魅力の秘密兵器・中西圭太（２年・桐蔭高）など、昨年度の主力メンバーは今年も健在。

　　神戸大学の秘められた力が１部リーグ下克上を巻き起こす。

　９月８日（土）16:20　八尾市立総合体育館

●神戸大学	７２	18-20	８８	京都産業大学
		22-22
		19-21
		13-25

神戸	得点	３点	２点	自	反	AS	OR	DR	ST	BK	TO	京産	得点	３	２	自	反
岩本	１１	3/5	1/2	0/2	２	２		１	２	１	２	立石	１４	１	３	５
北川	１８	4/13	2/5	2/2		１		４			１	ヌエン	１９		８	３	１
阿賀	２	0/1	1/1				１	１			３	坂本	２３	３	７		１
蔵田	１８	0/6	9/16		３	２	３	６		１	４	椎根					１
西田			0/1		２			３				田代	１６		７	２	３
堀江	２	0/3	1/5		５	３	４	２			２	菊池	１６		７	２	０
蘆田	４	0/2	2/5		５	１	１	３			３	合計	８８	4	32	12	6
中西	１７	3/6	3/9	2/2		２	２	２	１		４	OB 51木村 57野村 59伊藤 64寺辺 66寺辺 68岸本・山口
森下							１
合計	７２	10/36	19/44	4/6	17	11	12	22	3	2	19

総計　　　　内訳 Point Steal Rebound Foul & Violation Jumpball

成功回数/攻撃回数(成功率%) 31/82(38) 16/40(40) 4/7(57) 10/26(38) 1/7(14) 0/2(0)

　　学連戦評

　　　１Ｑ、両チームともマンツーマンディフェンスで試合がスタート。

ジャンプボールからの速攻で京産大＃６坂本が先制点を挙げる。神戸大も速いオフェンスで得点を重ねていく。

　　　互いに主導権を与えないまま２Ｑがスタート。京産大がセットオフェンスから得点を重ねるのに対し、神戸大は激しいディフェンスからの速攻で加点。

前半を京産大２点リードで折り返す。

　　　３Ｑは京産大＃４立石を中心にリズムを掴む。一方の神戸大も＃13蔵田の奮起で喰らいつく。

迎えた４Ｑ、京産大がリバウンドから徐々に点差を広げていく。

神戸大はＴＯ後にオールコートのディフェンスでプレッシャーをかけるが京産大が動じることなく、昨年度王者の意地を見せて８８-７２で勝利した。

◎京産大に黒星　関西バスケットリーグ

関西学生バスケットボール連盟が主催する平成19年度関西学生バスケットボール男子1部リーグの

開幕戦が9月8日に八尾市立総合体育館で行われた。

神戸大は昨季1部を制した京産大と対戦し、72−88で敗れた。【9月8日　神戸大NEWS NET＝ＵＮＮ】

昨季2部を制し今季から1部で戦う神戸大にとって、新たなリーグでリズムをつかむ上で重要な初戦。

　　選手自身が自由に考え、動く「自由なバスケット」を掲げる神戸大はセンターの蔵田（経済・3年）を

中心に去年度リーグの覇者を相手に点を取られては取り返す戦いを繰り広げるも、

選手の体力が厳しくなる第4Qに点差を広げられ、敗れた。

立山コーチは「16点差での敗北では神戸大の強さが（周りの大学に）アピールできない。

もう10点ぐらい（点差を）縮められていたら」と悔やんだ。

この試合での収穫は「点を決めるべき人が決められたこと」と立山コーチ。

最終クオーターに差を広げられたとはいえ、最後まで主力選手を出させ続けるなど強豪チームを十分苦しめた。

明日の試合（大商大体育館で大阪学院大と対戦。試合開始は午後2時20分予定）もこのリズムで挑む構えだ。

（記者＝西田健悟）

【写真】敵を振りきりレイアップを放つセンターの蔵田。（9月8日・八尾市立総合体育館で　撮影＝西田健悟）

９月９日（日）14:20　大阪商業大学

●神戸大学	５９	17-19	８５	大阪学院大学
		10-28
		14-16
		18-22

神戸	得点	３点	２点	自由	反	AS	OR	DR	ST	BK	TO	大院	得点	３	２	自	反
岩本		0/1										平岡	７		３	１
北川	５	1/3	1/3		１						１	広岡	２０	２	７		２
阿賀								１		１	４	仲野	１８		８	２	１
蔵田	１０	1/4	3/4	1/2	１		１	２	１	１	２	持田					２
西田											１	山本	４		２		２
堀江	１８	0/4	8/15	2/3	３	３	２		４		５	米崎	７		３	１	３
蘆田	１６	0/1	6/13	4/4	３	１	４	８		３	２	浜中	２１	１	８	２	３
藪脇	２	0/1	1/2		１		２				２	三井	８		４		３
中西	８	0/4	3/6	2/2	１		１				２	合計	８５	3	35	6	16
森下			0/1		１		１		１		３	Fast10 Post20 Middle5 OB '57野村 '59伊藤
加嶋			0/3		１			２			２
合計	５９	2/18	22/47	9/11	12	4	11	13	6	5	24

総計　　　　内訳 Point Steal Rebound Foul & Violation Jumpball

成功回数/攻撃回数(成功率%) 29/81(36) 12/40(30) 4/8(50) 9/16(56) 4/15(27) 0/2(0)

　　学連戦評

　　　前半の立ち上がり、両チームとも攻め手に欠き、得点が伸びない。

しかし、大院大はディフェンスから相手のミスを誘い、＃１平岡、＃15仲野が起点となって速い展開に持ち込んで、得点を重ねる。

２Ｑ残り３分から神戸大はミスを連発し、前半終了時点で２０点差を付けられる苦しい展開に。

　　　後半に入ると神戸大は＃15堀江、＃16蘆田の個人技で差を詰めようとするが大院大＃15仲野の活躍で再び２０点台へ。

　　　４Ｑ序盤は神戸大＃13蔵田の連続得点で波に乗るが、神戸大のシュートが落ち始めると、大院大はリバウンドを確実にものにして得点につなげる。

残り３分を切ったところで３０点差に広がった。終始ディフェンスで頑張りを見せた大院大が勝利を収めた。

　９月１５日（土）16:00　京都府立体育館

●神戸大学	７７	25-28	９０	大阪商業大学
		20-16
		18-16
		14-30

神戸	得点	３点	２点	自由	反	AS	OR	DR	ST	BK	TO	大商	得点	３	２	自	反
大西	８	2/5	1/3		２				２			平田
岩本	１０	2/4	1/5	2/5	２		２	３	１	１		稲田	８		４		１
北川	２	0/2	1/3				１	１				植西	７	１	２		２
阿賀	４		2/2					１	２	１		中井	８		４		２
蔵田	８	0/1	3/4	2/2	３	１	５	３		１	４	仲本	４		２		１
西田	２		0/1	2/2					１	２		橋本	１０		５		３
堀江	１１	2/7	1/6	3/4	１				６	２		村上	４		２
蘆田	８	1/2	2/3	1/2	５		４	２	１	１	１	三好	７		３	１	１
中西	２４	0/1	11/17	2/2	３		２	１		１		芝原	６		２	２	２
森下					１		１					奥本	１３	１	４	２	１
合計	７７	7/22	22/44	12/17	17	1	15	11	13	9	5	伸木	２３		９	５	１
OB 51木村 57野村 59伊藤 02李 03森口												合計	９０	2	37	10	14

総計　　　　内訳 Point Steal Rebound Foul & Violation Jumpball

成功回数/攻撃回数(成功率%) 36/78(46) 16/39(41) 10/15(67) 6/13(46) 3/9(33) 1/2(50)

学連戦評

立ち上がり神戸大は＃16蘆田の３Ｐやインサイドで先行。

しかし、大商大も＃13橋本のインサイド、＃16三好の速攻などで対抗し、大商大リードで１Ｑ終了。

２Ｑ、大商大は高い位置からディフェンスを仕掛け、神戸大のミスを誘発、＃11中井の得点でリード。

一方の神戸大も＃７岩本のシュートや＃５大西の３Ｐなどで逆転に成功し前半終わる。

３Ｑ、大商大＃11中井がリバウンドなどで奮闘するが、

神戸大＃15堀江のドライブインや＃13蔵田のシュートで点差を拡げる。

しかし、残り５秒＃６植西のスティールからの速攻で３点差となり最終Ｑへ。

　　４Ｑに入ると大商大は＃６植西の３Ｐ、＃23信木のゴール下などで逆転。

神戸大も＃15堀江の連続３Ｐや＃18中西のジャンプシュートで対抗するが、

最後までディフェンスを粘り続けた大商大が勝利を収めた。

＃18 中西のリバウンド

　　写真はいずれも酒井恒夫氏撮影

◎開幕3連敗喫す　関西バスケットリーグ

平成19年度関西学生バスケットボール男子1部リーグ第3節が9月15日、京都府立体育館で行われた。

神戸大は大商大と対戦し、77−90で敗れた。今リーグ、神戸大はいまだ白星を飾れていない。【9月15日　神戸大NEWS NET＝ＵＮＮ】

点を取られたら取り返す。

そんな、試合開始から終盤まで続いたシーソーゲームを相手に制され、点差をつけられた。

この試合と次戦を制すことをリーグ序盤の目標としていた神戸大にとって、

この敗戦はリーグ成績だけでなく選手の精神面にも大きなダメージを与えた。

第3節終了時点で0勝3敗。11位。

チームの調子は悪くない。

だが、「2部の時はなんとかなっていたオフェンス」（立山コーチ）が1部では通用しない。

他の1部チームと比べて、ルーズボールへの反応、リバウンドの強さに対抗できていないのが現状だ。

次戦（9月16日、京都府立体育館で大体大と対戦。午後4時から）は、同順位の相手であり、負けられない。（9月15日現在）

「明日はオフェンスをよくしていきたい」と立山コーチは話した。（記者＝西田健悟）

【写真】シュートを相手に阻まれる中西。（9月15日・京都府立体育館で　撮影＝西田健悟）

９月１６日（日）16:00　京都府立体育館

●神戸大学	６０	15-23	６３	大阪体育大学
		11-22
		19-12
		15- 6

神戸	得点	３点	２点	自由	反	AS	OR	DR	ST	BK	TO	大体	得点	３	２	自	反
大西	３	1/3	0/1		１							渕上	１８	１	７	１	２
岩本		0/2	0/2		１			３	２		３	塚本	８		４		３
北川	６	1/5	1/4	1/2	１	２				１		室井	８	２	１		３
阿賀						１						川崎	８		３	２	１
蔵田	１９	1/6	7/11	2/2	３	３	１	６		１	４	西堀	１０		４	２	２
堀江	１０	1/7	3/7	1/1	２	３		５	１		２	大塚					１
蘆田	１６	1/1	5/13	3/5	４	１		５	４	２	３	藤堂	９	２		３	２
中西	６	0/1	3/8		２		２	１			１	大野	２		１		１
加嶋						１			１		２	合計	６３	5	20	8	15
合計	６０	5/25	19/46	7/10	14	11	3	20	8	4	15	OB '59伊藤 '01岩元

総計　　　　内訳 Point Steal Rebound Foul & Violation Jumpball

成功回数/攻撃回数(成功率%) 27/80(34) 12/28(43) 5/13(38) 7/25(28) 3/12(25) 0/2(0)

学連戦評

　　　１Ｑ、両チーム共マンツーマンディフェンスで開始。大体大は＃５渕上の速攻、＃７室井のアウトサイドで主導権を握り、リードを奪う。

　　　２Ｑ、神戸大は＃15堀江の巧みなゲームメイク、＃16蘆田のインサイドで喰らいつくが、大体大の激しいディフェンスを崩すことが

出来ずに大きく引き離されてしまう。

　　　３Ｑ，神戸大が＃16蘆田の得点でリズムを掴み点差を縮める。大体大も＃５渕上の得点で返すも波に乗れず、神戸大のぺースが続く。

　　　４Ｑ，神戸大が最後の力で大体大にプレッシャーをかける。勢いに押された大体大は得点することが出来ずミスを連発。

神戸大はどんどん点差を縮め大体大を追い詰める。しかし大体大は＃９西堀の冷静なボール運びで僅かなリードを守りきり、接戦を制した。

９月２２日（土）13:00　岸和田市総合体育館

●神戸大学	４９	14-28	７２	近畿大学
		15-19
		11-15
		9-10

神戸	得点	３点	２点	自	Ｆ	AS	OR	DR	ST	BK	TO	近畿	得点	３	２	自	反
定												岸前	１４	４	１
大西	７	1/2	2/7		２	１	１	４	２		６	水戸	１６	１	４	５
岩本		0/1			１				１			藤田	２		１
常盤	２	0/3	1/1		１						１	藤井	２		１
瀬戸												山下	２		１		１
出口			0/1		１							山城	６		３		２
北川					２						１	間	１４		５	４	１
阿賀	２		1/1		１						１	北村	２		１		１
蔵田	１９	3/3	5/6		３	２		３	１		２	坂口	１０		５		１
西田	２		1/4		１	１	２	３	３		２	左官	４		２
堀江	４	0/2	2/7		２	１		１	２		５	合計	７２	5	24	9	6
蘆田	２		1/4		１	２	１	１	１		１	Fast5 Post14 Middle5 　OB '51木村 '57野村 '01岩元
藪脇	５	0/1	2/4	1/2			２				１
中西	６		3/6			１		１	１		１
森下			0/2		１		１	２			６
合計	４９	4/12	18/43	1/2	16	8	7	15	11	0	27

総計　　　　内訳 Point Steal Rebound Foul & Violation Jumpball

成功回数/攻撃回数(成功率%) 23/77(30) 7/30(23) 4/14(29) 8/24(33) 3/8(38) 1/1(100)

学連戦評

　　　１Ｑ、近畿大は＃９水戸のドライブから流れを掴み一気に点差をつける。それに対し神戸大はファウルとミスを連発。流れを掴めず攻めあぐむ。

　　　２Ｑ、神戸大は＃１３蔵田の得点で追い上げるが、近畿大の勢いを止めることが出来ずにさらなるリードを許してしまう。

　　　３Ｑ、近畿大のミスが目立つが、神戸大がそれを得点に繋げることができない。

冷静さを取り戻した近畿大が＃22山城の巧みなアシストと、＃１岸前の２本の３Ｐで再び流れを引き戻す。

　　　近畿大ペースで迎えた４Ｑ、神戸大はゾーンディフェンスから相手のミスを誘うが、近畿大＃22山城が敵のディフェンスを切り崩し得点を重ねていく。

　　　神戸大は自らのミスに苦しみながらも＃17薮脇らが奮闘し最後の追い上げを見せる。しかし、神戸大が追いつくことはなく、終始ペースを守った近畿大が勝利した。

◎近大に敗北　関西バスケットリーグ

平成19年度関西学生バスケット男子1部リーグ第5節、神戸大−近大が9月22日に岸和田市総合体育館で行われた。

神戸大は49−72で敗れた。【9月22日　神戸大NEWS NET＝ＵＮＮ】

リーグ戦が始まってから勝ちがない神戸大にとって、何としても勝ちたい試合。

センターの蔵田（経済・3年）を中心とした攻撃を展開するが、昨季リーグで最多3Ｐシュート成功数をおさめた岸前など

1部リーグを代表する選手を多く抱える近大に終始リードを許し、49−72で敗れた。

「相手はやっぱり上手かった」。試合直後、ルーズボールへの反応、当たりの強さなど基礎的なことが

しっかりできているチームと対戦した率直な感想を蔵田は話した。リーグは中盤戦に突入。勝利に対する焦りが神戸大を更に苦しめる。

この苦しみから解放されるためには、「全員でしっかり戦って、オフェンスを強くしていく」と蔵田は話す。

明日は立命大（午後1時から、岸和田市総合体育館で）と対戦する。

（記者＝西田健悟）

【写真】ジャンプシュートを放つ蔵田。

（9月22日・岸和田市総合体育館で　撮影＝西田健悟）

　９月２３日（日）11:00　岸和田市総合体育館　　OB '57野村 '59伊藤 '01岩元

●神戸大学	７０	16-17	９６	立命館大学
		14-27
		14-22
		26-30

神戸	得点	３点	２点	自由	反	AS	OR	DR	ST	BK	TO	立命	得点	３	２	自	反
大西			0/1									津本	１０		５		２
岩本	５	1/5	1/1				１	１			１	西原	６	１	１	１	２
常盤		0/1			１							高田	３		１	１	１
北川	３	1/4	0/1		２						２	山口	９	１	１	４	１
阿賀	４		2/3				１	１				片桐	１４	１	４	３	２
蔵田	１６	2/4	5/12	0/1	３			２	２		２	近藤	１６	１	５	３	１
西田			0/1		１	１					１	田中洋	２１	３	５	２	３
堀江	１５	3/4	3/6	0/4	３	２		１			３	上妻	６		３		３
蘆田	１６		4/5	8/9	５	１	１	１	３	２	４	野田	７		３	１	２
中西	９	1/2	2/8	2/2	２			４	２		１	大野	２		１
森下	２		1/2		１						２	田中大	２		１		１
合計	７０	8/20	18/40	10/16	18	4	3	10	7	2	16	合計	９６	7	30	15	18

総計　　　　内訳 Point Steal Rebound Foul & Violation Jumpball

成功回数/攻撃回数(成功率%) 31/96(32) 14/41(34) 9/19(47) 5/18(28) 3/15(20) 0/3(0)

（学連戦評）

共にマンツーマンディフェンスで試合がスタート。

神戸大は激しいディフェンスを見せ、相手のミスを誘い点を取る。

対する立命館は＃９山口の３Ｐ、ミドルシュートなどを中心に点を取り、

１７−１６とリードして１Ｑ終了。

２Ｑ、立命館が激しいディフェンスを仕掛けると、神戸大のオフェンスは沈黙。

残り４分で立命館がタイムアウトをとった時点で点差は１０に。

その後一進一退の攻防が続くなか前半終了。

３Ｑ、立命館は＃15田中の力強いプレイで一気に神戸大を引き離しにかかる。

　　神戸大も必死に追い上げるが、立命館２２点リードで４Ｑへ突入。

　

両チーム激しいディフェンスを仕掛け、互角の試合を繰り広げる。

残り５分を切ると立命館は速攻を次々ときめ、神戸大との差を更に拡げ、最後は96-70で勝利を収めた。

写真上＃15 堀江　写真下＃８ 常盤　いずれも酒井恒夫氏撮影

◎オフ前の痛い敗北　関西バスケットリーグ

平成19年度関西学生バスケットボール男子1部リーグ第6節、神戸大−立命は9月23日、岸和田市総合体育館で行われた。

　神戸大は70−96で敗れた。【9月23日　神戸大NEWS NET＝ＵＮＮ】

リーグの折り返し地点である今試合。相手は2勝3敗の立命。

これ以上負けると2部降格も現実的になってくる神戸大にとっては、負けられない試合でもあった。

試合開始からどちらもチームも1対1で相手選手をマークするマンツーマンディフェンスを展開。

両者攻め手を欠き、16−17と僅差で第1Ｑが終了。

第2Ｑ、相手の守備を崩せずにいた神戸大は14点差と点差を広げられる。

その後もリードを許し続け、終わってみれば70−96の26点差で敗れた。

「今リーグが始まって以来チームの調子自体は決して悪くない」と定主将（発達・4年）。

だが、結果につながらない。

「2部同様、上位と下位チームとの間に力の差はあるが、

うち（神戸大）のレベルから見ると下位でも強い」と定主将は見る。

リーグは2週間のオフシーズンに突入する。

今後の目標を1部残留とした神戸大は、良き結果を残せるよう練習を重ねる構えだ。

（次戦は関大戦。10月6日、滋賀県立体育館で午後2時40分から）

（記者＝西田健悟）

【写真上】神戸大は26点差で敗れた。試合直後の様子。

うなだれる神戸大選手の姿も

【写真下】レイアップを放つ堀江（理・3年）。

（いずれも9月23日・岸和田市総合体育館で　撮影＝西田健悟）

１０月６日（土）14:40　滋賀県立体育館 OB '51木村 '57野村 '59伊藤

●神戸大学	７１	21-28	100	関西大学
		9-26
		17-25
		24-21

神戸	得点	３点	２点	自由	反	AS	OR	DR	ST	BK	TO	関西	得点	３	２	自	反
大西	４	0/3	1/2	2/2	１						２	上原	４		２		１
岩本	３	1/4	0/1			１		２			２	足立	２		１		２
常盤		0/1	0/1									田中	５		２	１
北川	１１	2/5	1/3	3/3	１	２	１	１	１	１	１	高橋	１５	３	３
阿賀	２		1/1			１		２				濱田	２		１		３
蔵田	７	0/4	3/8	1/2	１	２	１	４				竹本	１１	１	４
西田	６		3/5			１		４	１	１	１	阪下	１０		４	２	２
堀江	９	1/4	3/6			１	２	２			２	高松	８		４		２
蘆田	１３		5/15	3/7	２		３	５			１	香川	１８	４	３
藪脇	６	0/1	2/3	2/2	１	２		２				竹内	１３	１	４	２	１
中西	８		3/10	2/2	１		１		１		３	永易	２		１		１
森下									１		２	月本	４		２
加嶋	２		1/4		２						１	吉田	６		３		３
合計	７１	4/22	23/59	13/18	9	10	8	22	4	2	15	合計	100	9	34	5	15

総計　　　　内訳 Point Steal Rebound Foul & Violation Jumpball

成功回数/攻撃回数(成功率%) 33/86(38) 19/45(42) 1/3(33) 9/22(41) 3/14(21) 1/2(50)

（学連戦評）

　　　共にマンツーマンディフェンスで試合が始まる。関西大が＃12香川の連続３Ｐなどでリズムに乗ったように思えたが、

神戸大も速い展開のバスケットでどうにか喰らいつき２８−２１と関西大リードで１Ｑを終える。

　　　２Ｑに入ると神戸大はゾーンを敷き逆転を狙うが関西大のスピードに対応が出来ず、マンツーマンに戻すが流れは変わらず２４点まで点差が開いて前半を終える。

　　　３Ｑに入っても関西大は＃12香川がこの試合４本目となる３Ｐを沈めるなど勢いは止まらない。７９−４７とさらに差を広げ最終Ｑへ。

　　　＃34吉田のインサイドプレイ、＃４上原のランニングプレイなどで関西大は点差を拡げる。

一方の神戸大も＃13蔵田の連続得点などで点差を詰めようとするが時すでに遅し、１００−７１で関西大が勝利した。

◎関大に敗北　関西バスケットリーグ

関西学生バスケットボール男子1部リーグ第7節、神戸大−関大が10月6日、滋賀県立体育館で行われた。

神戸大は第2Ｑに突き放され、71−100で敗れた。【10月6日　神戸大NEWS NET＝ＵＮＮ】

気迫負けだった。「我々は挑戦者。相手にぶつかっていく気で戦わないと」。松宮監督も憮然とした表情をしていた。

全ては、7点を追う第2Ｑだった。プレー中に、攻守の要であるＣ蔵田にアクシデントが襲った。左足首の軽い捻挫。

蔵田が一時ベンチに下がったあと、流れが一気に悪くなった。

関大にパスミスを突かれ、速攻に追いつけず失点を重ね24点の差をつけられた。「自分で（左足首は）大丈夫だと思った」（蔵田）。

神戸大はコートに戻った蔵田を中心に、第4Ｑに追い上げを見せたが、届かなかった。

開幕から白星なしの7連敗にチームの雰囲気が悪くなっているのも事実。

「いったん点差が開いても、食らいついていく気迫がなかった」と蔵田は話す。気持ちの面で負けていた。

試合後、「毎回言ってるけど、負けた後が大事」と定主将は

選手らに気持ちを切り替えるよう呼びかけていた。

リーグ戦は残り4試合。

このままでは終われない。（記者＝濱田直毅）

【写真】第4Ｑ。積極的に敵陣に切り込むＣ蔵田

（10月6日・滋賀県立体育館で　撮影＝濱田直毅）

１０月７日（日）11:00　滋賀県立体育館

●神戸大学	８０	16-14	９５	大阪産業大学
		15-23
		25-36
		24-22

神戸	得点	３点	２点	自由	反	AS	OR	DR	ST	BK	TO	大産	得点	３	２	自	反
岩本	９	2/6	1/4	1/2	３		１	１		１	３	竹内	４		２		１
北川	１１	1/4	4/5		２			２			３	藤本	６		３
阿賀												中島	２		１
蔵田	１４	2/3	4/6		３	４	２	４	１		１	馬上	１５		６	３	４
西田												池田	１６	３	３	１	１
堀江	１６	2/5	4/11	2/3	４	２	２	１	２		８	尾堂	２		１
蘆田	２５	0/3	11/15	3/6	２	１		５	４		２	寺畠	９	１	１	４	３
藪脇	３	1/2			１						２	坂口	１０		５		２
中西	２	0/1	1/2	0/2	２		１	２	３			有波	１５		６	３	３
合計	８０	8/24	25/43	6/13	17	7	6	15	10	1	19	松口	１４		６	２	２
OB '57野村 '59伊藤												山口	２		１
												合計	９５	４	35	13	16

総計　　　　内訳 Point Steal Rebound Foul & Violation Jumpball

成功回数/攻撃回数(成功率%) 38/84(45) 16/41(39) 5/13(38) 7/15(47) 10/13(77) 0/2(0)

学連戦評

１Ｑ，大産大は＃41有波のインサイドからのオフェンスで得点、

対する神戸大は＃16蘆田のアウトサイドシュートで得点、16対14と神戸大がリードする。

２Ｑ，大産大はハーフコートから落ち着いたセットオフェンスで確実に加点、

神戸大もアウトサイドを中心にオフェンスを展開し一進一退の攻防が続く。

３Ｑ，大産大はオールコートのマンツーマンプレスで

プレッシャーをかけ始めると神戸大はミスが重なり苦しい展開に。

大産大が７３対５６と大きくリードし最終ピリオドへ。

４Ｑ，神戸大はディフェンスをオールコートにチェンジして追い上げを図るが届かず、

大産大が９５対８０で勝ち星を挙げた。

写真上　タイムアウトをとって指示する立山コーチ

写真中　スタートメンバー　＃11 北川　＃16 蘆田　＃13 蔵田　＃15 堀江　＃7 岩本

９月２９日に連盟会長の鬼塚喜八郎氏が逝去されたのでユニホームに喪章をつけて弔意を表した。

写真下　＃11 北川のカットイン　　いずれも酒井恒夫氏撮影

１０月１３日（土）13:00　天理大学

〇神戸大学	８５	17-18	７５	天理大学
		21-16
		18-15
		29-26

神戸	得点	３点	２点	自由	反	AS	OR	DR	ST	BK	TO	天理	得点	３	２	自	反
大西	２	0/1	1/4	0/2				１				田代	３	１			３
岩本	４	1/3	0/1	1/2	２	３		２	１			知念	１２	２	２	２	１
常盤	４	0/3	2/4		１		１	１				江元	１２		３	６	２
出口			0/1		３		１					サンバ	２２		10	２	３
北川	１３	0/1	6/9	1/2								野口	１０	１	２	３	２
蔵田	１７	3/6	4/11		４		３	４		２	２	野中					２
西田	１４		5/7	4/4	３	２	５	３	１	１	１	呉田	２			２	４
堀江	１２	1/2	3/7	3/5	４	４		２	４		１	根来	３		１	１	１
蘆田	１５	2/2	2/3	5/6	４	２		２	１		１	清水	５	１	１		２
藪脇			0/1									金城	６		２	２	１
中西	４		1/1	2/4	２						１	合計	７５	5	21	18	21
藤井					１		１	１				Fast0 Post17 Middle4 OB '51木村 '57野村 '83山内
合計	８５	7/18	24/49	16/25	24	11	11	16	７	３	６

総計　　　　内訳 Point Steal Rebound Foul & Violation Jumpball

成功回数/攻撃回数(成功率%) 41/75(55) 17/32(53) 6/8(75) 9/21(43) 7/12(58) 2/2(100)

学連戦評

神戸大金星！

１部リーグ第９日目は天理大学体育館で６試合行われた。

ホームコートで胴上げが期待された天理大だがまさかの敗退で優勝は最終日までもつれ込んだ。

１部昇格の今シーズンまだ勝星のない神戸大だがこの日は攻守とも絶好調

心技体で天理を上回り伏兵振りを見せ付けた。

天理大は＃10サンバを中心に着々と得点を重ねる。

対する神戸大は＃16蘆田のオフェンスリバウンドと３Ｐを武器に喰らいつき天理大１点リードで１Ｑ終了。

２Ｑ，神戸大が先制、そこから早いリズムに持ち込み得点を重ねる。中盤、天理大がゾーンに切り替えるが、

＃15堀江の３Ｐ、ドライブが決まり流れを断ち切ることができず神戸大リードのまま前半終了。

３Ｑ、神戸大は８連続得点でさらにリードを広げる。

天理大は＃10サンバの個人技で何とか巻き返すが神戸大リードのまま４Ｑへ。

天理大は＃10サンバの1on1で得点、神戸大のファウルトラブルもあり天理大に流れが傾きかけたが、

　残り４分＃16蘆田のバスケットカウントで流れが一変。

天理大は終了間際までファウルゲームで粘るが、神戸大は冷静にフリースローを沈め初勝利を手にした。

写真上　写真中　天理＃10 サンバ210cmの脅威　　写真下　＃17薮脇 いずれも酒井恒夫氏撮影

１０月１４日（日）11:00　なみはやドーム

●神戸大学	６５	15-20	８２	関西学院大学
		16-22
		21-14
		13-26

OB S29津田 '57野村 '59伊藤 68岸本 84雑賀 01浅原 02李 03西代

神戸	得点	３点	２点	自	反	AS	OR	DR	ST	BK	TO	関学	得点	３	２	自	反
大西		0/1										稲垣	６	１	１	１
岩本		0/2	0/1		３	１					１	新谷	５	１	１		１
出口					１							秋田	１５		４	７	２
北川	４		1/1	2/2	１	１	１	３			１	今田	５		２	１
蔵田	１９	1/6	8/21		２	１	３	８	４	１		小林	７		２	３	１
西田			0/1		１							橋本	２０	２	５	４	１
堀江	１２	2/3	3/8		３	４	１	５	２	６	１	松本	１７	２	５	１	２
蘆田	８	0/1	3/7	2/2	３		１	２				記	７	１	２		１
薮脇	４		1/1	2/2	１	１			１			合計	８２	7	22	17	8
中西	１８	4/8	2/6	2/2	４	１		２	１	１	１	Fast6 Post13 Middle3
合計	６５	7/21	18/46	8/8	19	9	6	20	8	8	4

総計　　　　内訳 Point Steal Rebound Foul & Violation Jumpball

成功回数/攻撃回数(成功率%) 29/88(33) 6/33(18) 4/16(44) 13/27(48) 2/10(20) 1/2(50)

学連戦評

１Ｑ、関学大は＃15秋田、＃73松本が中・外とバランスの取れたオフェンスで得点していきリードを奪う。

対する神戸大は＃16蘆田が要所で正確に得点し、大きなリードを許さない。

２Ｑ，両チームとも一進一退の攻防が続くが、体格で勝る関学大が僅かにリード。

点差を拡げ前半終了。

３Ｑ，神戸大はリバウンドをきっかけに＃18中西の３Ｐで一気に点差を縮め、残り５分で同点に追いつく。

関学大は＃15秋田のインサイドで応戦するも神戸大ペースで試合は４Ｑへ。

関学大は＃44橋本、＃73松本の得点で一気に点差を拡げる。

　　神戸大は関学大の速い展開についていくことが出来ず、最終Ｑは終始関学大のペースで試合終了。

　　写真上　＃11北川　　写真下　＃13 蔵田　　いずれも酒井恒夫氏撮影

１０月２０日（土）11:00　なみはやドーム

〇神戸大学	８９	28-21	６９	甲南大学
		21-22
		23-15
		17-11

OB S29津田 51木村 57野村 59伊藤 60松田 61松井 68竹厚・山口 70井口・西尾 78粟津 84雑賀・中川・中川(辻本)

神戸	得点	３点	２点	自由	反	AS	OR	DR	ST	BK	TO	甲南	得点	３	２	自	反
定				0/2								伊藤	１９	２	４	５	１
大西	５	1/2	1/2		２	１						松本	９	３	０	０	３
岩本	４	0/3	2/3		３			１			１	渡邉	１	０	０	１	１
常盤												横井	７	０	２	３	２
瀬戸												中村	１２	０	６	０	１
北川	７	1/3	2/2		３							百々	６	０	３	０	２
阿賀						１	２		１		１	澤山	９	１	３	０	３
蔵田	２０	0/4	9/16	2/3	３	１	３	５		２	２	的場	６	０	１	４	０
西田							１					合計	６９	６	19	13	13
堀江	１２	2/6	1/9	4/4	５	４		１			３	Fast0 Post11 Middle8 '86佐藤 '00俣野
蘆田	２７		12/18	3/5	２	３	５	３	２	２	１
藪脇					１
中西	１４	2/4	4/5		２	３		５	１
森下
合計	８９	6/22	31/55	9/14	21	13	11	15	4	4	8

総計　　　　内訳 Point Steal Rebound Foul & Violation Jumpball

成功回数/攻撃回数(成功率%) 42/79(53) 16/31(52) 7/10(70) 14/23(61) 4/14(29) 1/1(100)

学連戦評

１Ｑ、神戸大は＃11北川の３Ｐで先制、さらに＃16蘆田の力強い1on1で得点を重ねる。

甲南大は神戸大のファウルからフリースローを得るが、

これを決めることが出来ずリードを許してしまう。

２Ｑ、甲南大は＃４伊藤のアウトサイドシュートで得点するが、

神戸大の得点も止まらず一進一退の攻防が続く。

３Ｑ、開始から１分３０秒で８点を積み上げた神戸大に対し、甲南大はたまらずタイムアウト。

しかし流れを変えることが出来ず、神戸大は２０点の大量リードを奪う。

　４Ｑ、甲南大はオールコートでプレッシャーをかけるが、

神戸大は冷静にボールを運び得点を重ねていく。

最終Ｑは終始神戸大ペースで試合が進み、甲南大の追撃は届かず神戸大が勝利した。

写真上　＃７ 岩本

写真下　観戦するＯＢ　津田、木村、竹厚、井口、野村、西尾

　　いずれも酒井恒夫氏撮影

◎自動降格を回避　関西バスケットリーグ

平成19年度関西学生バスケットボール男子1部リーグ11節が10月20日に大阪府門真市のなみはやドームで行われた。

神戸大は甲南大と対戦し、89−69で勝利。リーグ最終順位を11位とし、2部への自動降格を回避した。【10月21日　神戸大NEWS NET＝ＵＮＮ】

神戸大が自動降格から逃れるには、この試合に勝利し、かつ隣のコートでほぼ同時進行で戦っていた大商大が大体大に敗れなければならなかった。

神戸大は甲南大に公式戦で一度も勝つことができずにいた。1部残留に向けて何としても勝ちたい神戸大。

下位だが、降格の危機からは免れている甲南大。気持ちの差が試合を決めた。

神戸大は第1Ｑ中盤に逆転されるも、フォワード蘆田（国文・3年）のシュートですぐに取り返す。

その後、相手にリードを一度も許すことなく89−69で勝利した。

「大商大が気になっていたけれど、最後の40秒まで試合に集中していた」。

そう話すのは今リーグ全出場したガード堀江（理・3年）。

隣のコートで行われていた大商大−大体大もほぼ同時刻に試合終了。

大商大が56−67で敗れた為、神戸大は自動降格を回避。

2部リーグ最終順位2位の大経大との入れ替え戦（11月3日・池田市五月山公園で）に

進出することになった。

1部残留、最後のチャンス。2週間後の入れ替え戦が終わるまで、神戸大のリーグは終わらない。

（10月21日現在）（記者＝西田健悟）

【写真】リーグ全出場を果たしたガードの堀江。（10月20日・なみはやドームで　撮影＝西田健悟）

　　本年報中の写真及び戦評は関西学生バスケットボール連盟公式ホームページから転載させていただきました。

　個人ランキング　アシスト部門５位　堀江剛司 33アシスト　　リバウンド部門10位　蔵田秀和 of18＋df49＝67リバウンド

入替戦 １部残留

　　１１月３日（土・祝）14:30 池田市五月山体育館 '83山内 '84雑賀 '98綾 '99綾(田中) '03佐倉・半瀬・森口・湯浅

〇神戸大学	８５	19-22	７３	大阪経済大学 ２部２位
		14-12
		20- 9
		16-26
		16- 4

齋藤部長　OB 51木村 57野村58石脇 59伊藤 60松田 61松井68岸本・竹厚・山口 78粟津

神戸	得点	３点	２点	自由	反	AS	OR	DR	ST	BK	TO	大経	得点	３	２	自	反
定												平山					１
大西	３	1/1	0/1		１	１			１		２	奥西	４		２		５
岩本	１０	2/3	1/3	2/4	４	１	１	６			３	井上	１０		５		５
北川	７	1/5	1/3	2/4		１	１	２			２	佐野	２		１		２
阿賀								１				神谷	５	１	１		５
蔵田	２０	2/4	5/6	4/12	４	２	１	14	２	１	６	中山	１２	３	１	１	４
西田	１８		7/11	4/8	２		４	６	１	１	２	荒巻	１１		４	３	５
堀江	１６	4/7	1/5	2/8	４	１		３	３		２	金村	２９	２	10	３	５
蘆田	１０		3/8	4/4	５		１	１		１	４	合計	７３	6	24	7	32
薮脇	１			1/2								Fast5 Post11 Middle8
中西		0/2	0/1					３			１
合計	８５	10/22	18/38	19/42	20	６	８	36	７	３	22

総計　　　　内訳 Point Steal Rebound Foul & Violation Jumpball

成功回数/攻撃回数(成功率%) 42/92(46) 11/31(35) 5/7(71) 18/37(49) 8/15(53) 0/2(0)

学連戦評

３年連続１部に挑戦する大経大、今年こそと闘志が盛り上がる。

いいスタートを切った大経大だが１Ｑ中盤から徐々に追い上げられ神戸大＃14西田の連続シュートから14-14の同点に。

残り３分16秒＃15堀江がフリースローを決め逆転。しかし大経大も一進一退から終了間際＃５奥西のシュートで22-19と差をつけて終了。

２Ｑ，両チームお互いにシュートミス、ターンオーバーが続きロースコアの攻防が続く。

後半開始早々大経大＃15神谷がファールトラブルでベンチに退がる。その隙を突いて神戸大は一気呵成に攻める。

＃13蔵田のリバウンドショット、＃７岩本、＃11北川などの３Ｐでリードを広げ53-43で３Ｑ終了。

４Ｑ開始早々からペースを掴んだ大経大は＃27金村、＃16中山の３Ｐなどで追い上げ＃６井上の連続シュートで１点差に詰め寄る。

残り３分切ったところで、その井上が５ファウルで退場するも、直後＃27金村がスティールからレイアップシュートを決め65-64と逆転に成功する。

両チーム１ゴールずつ決めた後、残り14秒大経大＃27金村がフリースローを２本決め３点差にし勝負あったかに思われたが、

神戸大＃15堀江が起死回生の３Ｐを決め同点に。その後の大経大の攻撃を凌ぎ延長戦へともつれ込んだ。

延長戦開始早々神戸大は＃15堀江、＃13蔵田の連続３Ｐで優位に立つ。

大経大すかさずタイムアウトを取るが直後＃27金村が３Ｐを外し流れが掴めないまま神戸大のペースに。

神戸大＃14西田がリバウンドショットを決めるなど流れは神戸大に。

スタートから４分間ノーゴールの大経大は69-80から＃16中山が３Ｐand１からフリースローを決めた４点プレイが延長戦唯一の得点。

その後のファールゲームも神戸大のフリースローミスを突く事が出来ず１２点差をつけられ２年連続のオーバータイムの敗戦と１部の壁は厚かった。

　写真はいずれも酒井恒夫氏撮影

#14 西田

#16 蘆田のポストプレイ

#7 岩本のドライブイン

試合後喜びに沸くベンチ

　　涙ぐむマネージャーの大宅

◎夢の舞台へ再び　関西学生バスケット

平成19年度関西学生バスケットボールリーグ男子1部リーグ2部リーグ入れ替え戦が11月3日、五月山公園体育館（大阪府池田市）で行われた。

1部リーグを11位で終えた神戸大は2部リーグ2位の大経大と対戦。試合は延長戦までもつれ、神戸大が85−73で勝利し、1部残留を決めた。

【11月3日　神戸大NEWS NET＝ＵＮＮ】

　　関西の大学バスケット夢の舞台である1部リーグの残留をかけて、神戸大にとって負けられない戦いだった。

第4Q残り20秒。66−69。神戸大は窮地に立たされていた。

「救世主」となったのはガード堀江（理・3年）。残り14秒。ボールが堀江に渡る。

スリーポイントラインの外側から「なんとかして」（堀江）放ったシュートは綺麗な孤を描き、ゴールの中へ。69−69。

直後、敗北への不安で静まり返っていた神戸大ベンチ、応援席が一斉に沸いた。

試合の流れをつかんだ神戸大は、5分間の延長戦で一気に点差を広げ85−73で勝利した。

「残留を達成することが難しいのは十分わかっている。だからこそ今まで（の勝利）で一番嬉しい」と堀江。

また夢の舞台で戦える。来年も神戸大バスケットのテーマである、選手が自由に考え、動く「自由なバスケット」で戦うつもりだ。（記者＝西田健悟）

【写真上】第4Q終了間際に3ポイントシュートを放ち、神戸大の「救世主」となった堀江。

【写真下】1部残留を決め、喜ぶ選手ら。後ろにはうなだれる大経大の選手の姿が見える。

（いずれも11月3日・五月山公園体育館で　撮影＝西田健悟）

2007 関西学生リーグ戦星取表

（2006年へ）（2008年へ）

１部	近畿	関学	天理	大院	京産	大産	大体	立命	関西	甲南	神戸	大商	勝
�@近畿大		95	64	68	63	104	73	66	82	90	72	73	10	インカレ 出場
�A関学大	78		78	81	84	95	80	94	99	100	82	98	９
�B天理大	72	61		85	82	74	76	92	58	86	75	76	８
�C大院大	57	63	73		88	76	73	59	84	80	85	81	６ 18
�D京産大	54	68	70	68		94	93	73	100	75	88	83	６ 9
�E大産大	75	92	71	78	65		82	64	71	93	95	78	６ 27
�F大体大	58	96	71	61	64	56		68	75	78	63	67	５ 3
�G立命館	62	74	66	69	70	62	61		92	78	96	92	５ 3
�H関西大	78	74	73	77	91	86	79	82		73	100	77	５ 6
�I甲南大	78	77	70	65	92	83	74	68	75		69	100	３
�J神戸大	49	65	85	59	72	80	60	70	71	89		77	２	↓入替戦
�K大商大	57	81	52	62	56	68	56	57	65	87	90		１	２部へ

１部�J vs ２部�A入替戦

神戸大(残留)　85-73　大経大(残留)

２部	同志	大経	流科	びわ	大教	龍谷	関外	京都	経法	摂南	阪南	追院	勝
�@同志社		73	67	94	94	86	98	83	101	97	85	120	10	１部へ
�A大経大	60		90	81	86	69	67	90	121	89	95	90	９	↑入替戦
�B流科大	61	73		88	104	97	76	114	99	91	99	118	９
�Cびわこ	64	66	80		89	81	95	85	81	82	94	104	８
�D大教大	75	59	75	72		75	57	64	77	87	80	92	７
�E龍谷大	92	48	79	68	74		83	97	79	85	93	97	６
�F関外大	50	68	47	57	54	69		71	93	101	68	64	４ 14
�G京都大	55	45	67	55	59	83	73		90	84	64	70	４ 2
�H大経法	65	61	84	74	65	91	77	94		76	78	88	４ 12
�I摂南大	76	36	46	36	75	66	73	66	88		68	107	３
�J阪南大	44	50	61	73	77	63	74	48	76	62		95	２	↓入替戦
�K追院大	59	61	65	73	84	67	62	61	79	74	71		０	３部Ａへ

２部�J vs ３部Ａ�A入替戦

阪南大(３部Ａへ) 68-81京教大（２部へ）

３部Ａ	神院	京教	大工	工繊	桃院	市大	帝塚	大国	大阪	大府	佛教	県姫	勝
�@神院大		74	100	66	96	73	74	100	65	86	94	104	10	２部へ
�A京教大	62		91	81	69	63	75	71	102	82	76	97	９	↑入替戦
�B大工大	90	56		99	84	74	104	121	77	96	95	70	９
�C京工繊	68	54	90		65	61	79	70	78	62	62	70	６ 6
�D桃院大	66	55	81	69		73	77	84	49	72	77	98	６ 3
�E大市大	71	52	59	51	74		84	70	75	55	69	68	６ 9
�F帝塚山	61	62	84	92	58	59		71	112	88	84	89	５ 8
�G大国際	81	72	81	63	73	78	74		71	69	94	72	５ 0
�H大阪大	62	57	71	68	57	63	101	74		71	85	71	５ 8
�I大府大	76	48	53	72	62	47	85	90	50		92	77	４
�J佛教大	76	58	68	48	55	46	75	92	68	84		67	１	↓入替戦
�K兵県姫	75	74	65	52	80	49	77	63	62	46	55		０	３部Ｂへ

３部Ａ�J vs ３部Ｂ�A入替戦

佛教大(３部Ｂへ) 　62-63　和歌山(３部Ａへ)

３部Ｂ	滋賀	和歌	近福	四天	大外	関福	電通	県神	京府	大芸	奈良	大谷	勝
�@滋賀大		63	97	97	111	100	92	87	88	84	104	105	11	３部Ａへ
�A和歌山	54		82	71	100	69	85	80	93	87	91	100	10	↑入替戦
�B近福祉	67	69		91	79	83	69	78	86	82	85	93	８
�C四天仏	79	67	80		98	76	80	110	112	77	83	85	８
�D大外大	65	68	85	73		82	63	86	74	80	73	76	７
�E関福科	50	65	77	64	61		95	79	78	81	75	77	５
�F大電通	72	43	62	72	78	67		75	64	78	65	99	４
�G兵県神	69	69	76	67	75	56	62		69	55	80	88	４
�H京府大	43	58	65	67	62	72	80	58		65	79	76	３
�I大芸大	62	68	54	73	78	82	64	51	64		76	87	３
�J奈良大	59	49	82	64	68	57	69	65	58	57		84	２	↓入替戦
�K大谷大	61	56	77	54	69	57	81	66	82	73	76		１	４部へ

３部Ｂ�J vs ４部�A入替戦

奈良大(４部へ)　76-92 奈教大(３部Ｂへ)

４部

Ａ（前年1,4,5,8,9,12,13,16,17,22,23位, 新加）

１次Ａ	大谷	精華	関国	芦屋	花園	京文	神芸	京学	京外	相愛	神国	大手	勝
大大谷		84	114	102	97	86	104	82	85	107	94	123	10
京精華	67		73	79	73	80	81	91	87	81	81	99	９
関国際	67	42		82	84	90	92	81	74	99	79	92	８
芦屋大	61	70	79		84	73	92	97	104	115	98	106	７
花園大	63	79	82	75		79	62	89	84	102	96	102	７
京文教	83	67	87	91	78		99	101	92	80	117	113	６
神芸工	74	58	100	74	64	80		95	72	95	82	92	６
京学園	89	62	80	93	81	80	72		82	89	87	114	４ 18
京外大	63	71	58	71	77	72	81	88		86	99	90	４ 5
相愛大	91	61	97	55	84	98	90	65	87		92	106	４ 23
神国際	68	69	78	61	60	79	66	67	77	79		96	１
大手前	59	42	87	63	61	62	67	78	75	63	87		０

Ｂ（前年2,3,6,7,10,11,14,15,18,19,2021,24位,新加）15成蹊19帝院20プル脱退

１次Ｂ	兵教	奈教	姫獨	太院	羽衣	神外	関福	滋県	大人	京橘	長浜	勝
兵教大		86	82	98	66	115	72	112	139	121	126	10
奈教大	78		85	81	80	103	85	98	79	119	148	８
姫獨大	78	66		85	80	85	103	100	111	131	133	７
太院大	69	67	65		77	105	80	76	91	105	134	７
羽衣国	64	52	71	62		78	64	87	87	97	108	６
神外大	76	77	94	67	77		62	109	107	120	121	６
関福祉	68	93	79	74	62	56		104	92	110	121	５
滋賀県	65	65	84	65	85	71	63		71	70	96	３
大人科	65	75	60	72	72	91	64	61		101	135	２
京都橘	62	58	39	77	65	65	63	69	92		98	１
長浜バ	47	38	73	61	63	61	66	73	74	69		０

４部順位決定戦

�@〜�C	兵教	奈教	大谷	京精	勝
�@兵教大		86	92	117	３	３部Ｂへ
�A奈教大	78		80	89	２	↑入替戦
�B大大谷	73	64		84	１
�C京精華	64	52	67		０

�D 姫獨大　�E 関国際　�F 太成院　�G 芦屋大　�H 花園大　�I 羽衣国

�J〜�M	関福	京文	神芸	神外	勝
�J関福祉		86	74	56	２
�K京文教	69		99	84	２
�L神芸工	73	80		96	１
�M神外大	62	75	79		１

翌年度　�K京文教以上は４部Ａ　�L神芸工以下は４部Ｂ

�N 滋賀県　�O 京学園　�P 京外大　�Q 大人科　�R 相愛大　�S 京都橘

―――　神国際　大手前　長浜バ　勝敗

㉑神国際　※※※　○96　　○134　 2-0

㉒大手前　●87　　※※※　○98 1-1

㉓長浜バ　●56 　●75 　※※※ 0-2