年 報
昭和８年（１９３３年）
第４回 関西学生春季トーナメント
（５月１９～２１日）
二回戦
|
神戸商業大学 |
４４ |
27-21 |
５４ |
関西大学 |
|
17-33 |
得点 反 得点 反 得点 反 得点 反 得点 反 得点 反
前田 １４ ３ 安部 １６ ２ 岡島 １１ ０ 有野 ２ ３ 千葉 １ ３ 合計 ４４ 11
池田 ４ １ 押谷 １６ ２ 久岡 １３ ３ 大野 １６ ３ 後藤 ５ ３ 合計 ５４ 12
決勝戦
|
京都帝国大学 |
６３ |
27-22 |
４６ |
関西大学 |
|
36-24 |
第７回 関西学生秋季リーグ戦（京都帝国大学優勝）
３部
９月１６日（土）
|
神戸商業大学 |
３６ |
20-33 |
５５ |
大阪 薬業専門学校 |
|
16-22 |
９月１７日（日）大阪商科大学
|
神戸商業大学 |
５０ |
29-21 |
５３ |
大阪 薬業専門学校 |
|
21-32 |
１０月２９日（土）ＹＭＣＡ
|
神戸商業大学 |
４４ |
- |
５４ |
大阪高等 医学専門学校 |
|
- |
１０月３０日（日） 神戸ＹＭＣＡ
|
神戸商業大学 |
５４ |
- |
５９ |
大阪高等 医学専門学校 |
|
- |
１１月１１日（土）
|
神戸商業大学 |
６２ |
32-23 |
４３ |
大阪 外国語学校 |
|
30-20 |
１１月１２日（日）
|
神戸商業大学 |
３７ |
12-27 |
４０ |
大阪 外国語学校 |
|
25-13 |
１１月１３日（月） 神戸ＹＭＣＡ
|
神戸商業大学 |
３９ |
11-19 |
３０ |
大阪 外国語学校 |
|
28-11 |
１１月１８日（土）
|
神戸商業大学 |
３３ |
20-19 |
４７ |
第三高等学校 |
|
13-28 |
１１月１９日（日）
|
神戸商業大学 |
４３ |
23-19 |
３６ |
第三高等学校 |
|
20-17 |
１１月２２日（水）
|
神戸商業大学 |
３３ |
15-27 |
５０ |
第三高等学校 |
|
18-23 |
関西学生秋季リーグ星取表
|
１部 |
京帝大 |
関学大 |
甲南高 |
大商科 |
同志社 |
同高商 |
試合数 勝数 率 |
|
①京帝大 |
|
46 46 52 |
60 45 |
66 56 |
32 51 40 |
60 53 |
12 10 833 |
|
②関学大 |
41 47 46 |
|
38 28 38 |
60 59 |
36 48 |
71 58 |
12 9 750 |
|
③甲南高 |
42
44 |
31 50 36 |
|
46 60 |
44 33 |
33 43 |
11 7 636 |
|
④大商科 |
50
28 |
33
39 |
26
37 |
|
38 44 48 |
65 55 |
11 4 363 |
|
⑤同志社 |
35 33 33 |
33
47 |
19
29 |
37 47 46 |
|
39 49 |
12 4 333 |
|
⑥同高商 |
47
23 |
46
27 |
31
29 |
39
39 |
28
41 |
|
10 0 0 |
京帝大（京都帝国大学）→京都大学 甲南高等学校→甲南大学
大商科（大阪商科大学）→大阪市立大学
同高商（同志社高等商業学校）→同志社大学商学部
１部vs２部入替戦
同高商
46 46
46 ２部降格
神高商 72 41 68 １部昇格
|
２部 |
神高商 |
浪速高 |
関西大 |
姫路高 |
大帝大 |
大阪高 |
勝点 |
|
①神高商 |
|
64 51 |
29 48 51 |
56 41 |
62 63 |
70 57 |
５ |
|
②浪速高 |
33 29 |
|
44 34 |
48 33 |
42 56 |
49 50 |
３ |
|
③関西大 |
30 35 46 |
42 31 |
|
40 45 58 |
75 51 |
61 64 |
３ |
|
④姫路高 |
37 40 |
49 45 |
41 35 35 |
|
42 28 37 |
73 55 |
３ |
|
⑤大帝大 |
29 26 |
37 48 |
42 37 |
38 45 33 |
|
54 24 58 |
１ |
|
⑥大阪高 |
38 27 |
43 29 |
33 32 |
31 32 |
40 32 47 |
|
０ |
神高商（県立神戸高等商業学校）→兵庫県立神戸商科大学→兵庫県立大学神戸
浪速高（大阪府立浪速高等学校）→大阪大学・（一部）大阪府立大学
姫路高（官立姫路高等学校）→神戸大学
大帝大（大阪帝国大学）→大阪大学
大阪高（官立大阪高等学校）→大阪大学
２部vs３部入替戦
大阪高 28 28 ３部降格
三 高 41 30 ２部昇格
|
３部 |
三 高 |
大薬専 |
大高医 |
神商大 |
大外語 |
試合数 勝数 率 |
|
①三 高 |
|
45 36 |
45 42 44 |
47 36 50 |
40 29 29 |
11 8 727 |
|
②大薬専 |
39 33 |
|
54 47 53 |
55 53 |
51 57 |
9
6 666 |
|
③大高医 |
49 38 29 |
56 38 47 |
|
54 59 |
57 66 |
10 6 600 |
|
④神商大 |
33 43 33 |
36 50 |
44 54 |
|
62 37 39 |
10 3 300 |
|
⑤大外語 |
33 32 26 |
43 13 |
34 33 |
43 40 30 |
|
10 2 200 |
三高（官立第三高等学校）→京都大学
大薬専（大阪薬学専門学校）→大阪大学薬学部
大高医（大阪高等医学専門学校）→大阪医科大学
大外語（大阪外国語学校）→大阪外国語大学→大阪大学外国語学部
第８回 明治神宮大会兵庫県予選 兼 第３回 兵庫県総合選手権
９月２２～２４日 神戸ＹＭＣＡ
|
神戸商業大学 |
３５ |
24-30 |
７４ |
姫路高等学校 |
|
11-44 |
世 相
1/30 ナチスがドイツ政権を獲得 3/27 国際連盟脱退
12/23 明仁親王（平成天皇）誕生
アカデミー作品賞 「カヴァルケード」
参考資料
「神戸大学バスケットボール七十年」(1999年)
大阪朝日新聞朝刊
（9/17 P.7）
本社後援関西学生籠球連盟秋季リーグ試合の第１日は16日午後４時より大商大、神戸ＹＭＣＡ両コートで各部とも第１次試合を行ったが、第１日は予定された如く、関学、神高商、大薬専がそれぞれ一勝した。成績次の如し。
１部 関学大学７１（43-17・28-29）４６同高商 個人記録掲載
２部 神戸高商５６（28-15・28-22）３７姫路高校
３部 大阪薬専５５（33-20・22-16）３６神戸商大
（9/18 P.5）
本社後援関西学生籠球連盟秋季リーグ試合第２日の神商大対大薬専（３部）関学対同志社高商（１部）の試合は17日午後４時から大商大コートで挙行。大薬専と関学がそれぞれ勝った。成績次の通り。
１部 関学５８（25-15・33-12）２７同志社高商 個人記録掲載
３部 大薬専５３（21-29・32-21）５０神商大
（10/1 P.6）
本社後援関西学生籠球連盟秋季リーグ戦は30日午後２時半より京都一中で１部の京大対同大、３部の三高対大薬専の２試合を、大阪商大で２部の浪高対阪大、姫高対大高の各１回試合を挙行されたが、１部の京大対同大は同大の辻井、片岡らの健闘に優勝候補と目されていた京大を破り１勝し番狂わせを見せた。
１部 同大３５－３２京大 個人記録掲載
２部 浪速高校４２－３７阪大 姫路高校７３－３１大阪高校
３部 三高４５－３９大薬専
（10/2 P.4）
本社後援関西学生籠球連盟秋季リーグ試合は、１日午後２時半から京都一中で１部の京大対同大、３部の三高対大阪薬専、大阪商大コートで２部の浪高対阪大、姫高対大高の各第２回試合を挙行。同大に一敗した京大はこの日試合を大事に運び同大も連勝を期し前半京大の防禦を破り殆ど互角に進んだが、後半に入りパスワークの円滑を欠き遂に敗れ一勝一敗となり３日午後６時から京一中で決勝を行うこととなった。
１部 京大５１（22-19・29-14）３３同大
２部 姫高５５（30-13・25-19）３２大高 浪高５６（28-28・28-20）４８阪大
３部 三高３６（12-17・24-16）３３大薬
（10/4 P.6）
本社後援、関西学生籠球連盟秋季リーグ試合の京大、同大の１部決勝試合は３日午後６時から京都一中体育館で挙行。前半同志社健闘して試合白熱19対19の同点に終わったが、前半の終わりに同大のセンター片岡の４反則にオミットされた痛手を受けて後半ために振るわず遂に決勝を失った。
京大４０（19-19・21-14）３３同大
（10/8 P.7）
本社後援関西学生籠球連盟秋季リーグ試合は７日午後３時より大阪商大コートで１部甲南対同大、２部関大対阪大、３部高医対外語の各１次試合を挙行。京大と決勝を争うた、同大は甲南の一戦に期待されたが振るわず一敗を喫した。
３部 高医５７（22-23・35-11）３４外語
２部 関大７５（39-20・36-22）４２阪大
１部 甲南４４（25- 7・19-12）１９同大 個人記録掲載
（10/9 P.4）
本社後援関西学生籠球連盟秋季リーグ試合の各２次試合は８日大商大コートで挙行。甲南、関大、高医とも再勝した。
３部 高医６６（23-21・43-12）３３外語
２部 関大５１（19-22・32-15）３７阪大
１部 甲南３３（21- 9・12-20）２９同大 個人記録掲載
（10/15 P.7）
本社後援関西学生籠球連盟秋季リーグ試合の１部京大対甲南、２部大高校対阪大の各１回試合は14日午後４時から大阪ＹＭＣＡ体育館で挙行。阪大、京大が各一勝した。同大をストレートで退けた甲南と同大に一敗せる京大との対戦は多大の興味をもたれたが、甲南意外に振るわず、前半の健闘も後半に入って京大の岩尾、石田らの好調に阻まれ流石速攻を誇る甲南も京大の防禦を破り得ず京大まず一勝す。
１部 京大６０（29-25・31-17）４２甲南高校 個人記録掲載
２部 大阪帝大５４（26-20・28-20）４０大阪高校
（10/16 P.4） 「部」の間違い
本社後援関西学生籠球連盟秋季リーグ試合の２帝大阪高校対阪大、１部京大対甲南の各第２次試合は15日午後４時から大阪ＹＭＣＡで挙行。阪大は大高に敗れ一勝一敗となり、甲南は延長試合に入る近来にない好試合となったが１点の差で再敗した。甲南は前日とは見違えるほど鮮やかなプレーを演じ殊にガード小林、國府のゴール突入における美技とスピードあるスムースな試合の運びにはしばしば京大陣を破りながらフォロー・アップに力弱く折角の機会も得点を挙げ得ず、前半は京大リードに終わったが後半に入り京大のマーク悪しきに乗じ得点を縮めその後シーソーゲームを演じ41-41の同点となり阿部４反則でオミットとなりしも同点でタイム・アップとなり延長試合に入り甲南はセンター阿部の欠場に遂に及ばず45-44惜敗した。再勝した京大の苦戦の因は各人のマークの悪しきとパスの円滑を欠き加うるにフォワードに人なく辛うじて橋本、加藤らの動きに見るべきものがあったが今後優勝を得るにはよほどの努力が必要であろう。
２部 大阪高校３２（12-12・20-12）２４大阪帝大
１部 京大４５（26-20・15-21・4-3）４４甲南高校 個人記録掲載
（10/18 P.6）
本社後援関西学生籠球連盟秋季リーグ試合２部の大阪帝大対大阪高校の決勝試合は17日午後４時から大阪ＹＭＣＡで挙行。 ２部 大阪帝大５８（24-30・34-17）４７大阪高校
（10/22 P.7）
本社後援、関西学生籠球連盟試合は21日大阪ＹＭＣＡ、京都一中で挙行。
２部 浪速高校４９（26-14・23-29）４３大阪高校
１部 関学６０（34-16・26-17）３３大阪商大
同大３９（19-16・20-12）２８同高商 個人記録掲載
（10/23 P.5）
本社後援関西学生籠球連盟秋季リーグ試合は22日大阪ＹＭＣＡ、京都一中の両コートで各第２回試合を挙行。浪速高、関学、同大がそれぞれ再勝した。
２部 浪速高校５０（12-16・38-13）２９大阪高校
１部 関西学院５９（30-19・29-20）３９大阪商大
同大４９（16-27・23-12・10-2）４１同志高商 個人記録掲載
（10/29 P.15）ＹＭＣＡ 「阪大」の間違い
関大３０－２９神戸高商 大阪高医５４－４４神戸商大 姫路高校４２－３８関大
（10/30 P.13）
本社後援関西学生籠球リーグ試合は29日午後４時より神戸ＹＭＣＡ会館にて挙行。
大高医５９－５４神商大 阪大４５－２８姫高校
（11/1 P.6）
関西学生籠球連盟第７回秋季リーグ戦（神戸ＹＭＣＡ）
神戸高商５１－４６関西大学 姫路高校３７－３３大阪帝大
（11/5 P.7）
本社後援関西学生籠球連盟秋季リーグ試合の京大対同志社高商、大阪商大対同志社大学の各第１回試合は４日午後４時から京都一中コートで挙行。京大、大阪商大が１勝した。
京大６０（31-19・29-28）４７同志高商
大阪商大３８（17-17・21-20）３７同大 個人記録掲載
（11/6 P.4）
本社後援関西学生籠球連盟秋季リーグ試合の京大対同高商、同大対大阪商大の各第２回試合は５日午後４時から京一中体育館で挙行。京大は同高商に再勝し同大は大商大を破り一勝一敗となり、７日午後６時半から京都一中で決勝を行うことになった。
同大４７（17-20・30-24）４４大阪商大 京大５３（19- 9・34-14）２３同高商 個人記録掲載
（11/8 P.6）
本社後援関西学生籠球連盟秋季リーグ、同志社大学対大阪商大の決勝試合は７日午後６時半から京都一中体育館で挙行。大阪商大勝つ。
大商大４８（18-18・30-28）４６同志社大 個人記録掲載
（11/12 P.6）
本社後援関西学生籠球連盟秋季リーグ試合は11日大阪ＹＭ、大商大、神戸ＹＭ、京都一中の４コートで各第１次試合を挙行。この日甲南対同志社高商と関学対同大の試合は予想に違わず熱戦を演じた。成績次の如し。
３部 大阪高医４９（27-20・22-25）４５三高 神戸商大６２（32-23・30-20）４３大阪外語
２部 浪速高校４４（20-23・24-19）４２関西大学 神戸高商６２（24-11・38-18）２９大阪帝大
１部 関西学院３６（15-24・21-
9）３３同志社大学
甲南高 ３３（22-16・11-15）３１同志社高商
京大 ６６（36-20・30-30）５０大阪商大
（11/13 P.4）
本社後援関西学生籠球連盟秋季リーグ試合は12日大阪ＹＭ、京都一中、神戸ＹＭ、大商大の４コートで各第２回試合を挙行。前日惜敗せる同大はこの日も後半の追撃にタイム・アップ数秒に１点の差まで迫ったが片岡ゴール下のイーヂーショットを落としまたも惜敗した。ほか京大、甲南はともに再勝したが、３部ではともに一勝一敗となった。
３部 大阪外語４０（27-12・13-25）３７神戸商大 三高４２（21-18・21-20）３８大阪高医
２部 神戸高商６３（63-
8・30-18）２６大阪帝大 「33」の間違い
浪速高校３４（16-11・14-19・4-1）３１関西大学
１部 関西学院４８（27-15・21-32）４７同大 京大５６（22-12・34-16）２８大阪商大
甲南高校４３（18-17・25-12）２９同志社高商 １部３試合の個人記録掲載
（11/14 P.6）
本社後援関西学生籠球連盟秋季リーグ試合第３部の神戸商大対大阪外語の３回試合は13日神戸ＹＭＣＡコートで挙行。神戸商大勝つ。 神戸商大３９（11-19・28-11）３０大阪外語
（11/15 P.6）
本社後援の関西学生籠球リーグの秋季試合の第３部三高対大阪高医の第３回試合は一勝一敗の後をうけて14日午後７時から大阪ＹＭＣＡコートで挙行。次の成績で三高勝つ。
三高４４（15-16・29-13）２９大阪高医
（11/19 P.6）
本社後援関西学生籠球連盟秋季リーグ試合は18日午後４時から神戸、３時から大阪の両ＹＭＣＡ体育館で各第１回試合を挙行。全勝の関学はこの日も甲南を破り、大商大も同志社高商に、後半に入り点差を大にして快勝した。
３部 大阪薬専５１（23-19・28-24）４３大阪外語 三高４７（19-20・28-13）３３神戸商大
２部 関西大学６１（24-15・37-18）３３大阪高校 姫路高校４９（25-17・24-31）４８浪速高校
１部 大阪商大６５（26-26・39-13）３９同志社高商
関西学院３８（21-17・17-14）３１甲南高校 個人記録掲載
（11/20 P.4）
本社後援関西学生籠球連盟秋季リーグ試合の各第２回試合は19日神戸、大阪両ＹＭＣＡ体育館で挙行。３部の三高対神商大は神商大勝ち一勝一敗となり、１部においても前日甲南を退けて一勝した関学もこの日好調にあった甲南の見事なプレーに阻まれて大敗を喫し一勝一敗となり、決勝を争そうこととなった。
３部 大阪薬専５７（29- 6・28-
7）１３大阪外語 神戸商大４３（23-19・20-17）３６三高
２部 関西大学６４（34-10・30-22）３２大阪高校 姫路高校４５（25-17・20-16）３３浪速高校
１部 大阪商大５５（29-18・26-21）３９同志社高商
甲南高校５０（22-18・28-10）２８関西学院 個人記録掲載
（11/23 P.6）
本社後援関西学生籠球連盟秋季リーグ試合は22日大阪、神戸両ＹＭＣＡ体育館で挙行。大高医、神戸高商が１勝し、三高対神戸商大の３回試合は三高が勝った。
２部 神戸高商６４（34-22・30-11）３３浪速高校
３部 三高 ５０（27-15・23-18）３３神戸商大 大阪高医５６（27-29・29-25）５４大阪薬専
（11/24 P.6）
本社後援関西学生籠球連盟秋季リーグ試合は23日大阪、神戸両ＹＭＣＡ体育館で各第２回試合を挙行。
神戸高商は再勝したが高医対薬専は一勝一敗となり26日午後３時より決勝を行うことになった。
３部 大阪薬専４７（21-21・26-17）３８大阪高医
２部 神戸高商５１（26-20・25-
9）２９浪速高校
（11/26 P.6）
本社後援関西学生籠球連盟秋季リーグ試合の各第１回試合は25日大阪、神戸両ＹＭＣＡと京都一中の３コートで挙行。今シーズンの覇権を左右する京大対関学の一戦は予想に違わず白熱戦となり前半京大のリードに進められた試合も後半関学の追撃に一時は同点に追いつきしも関学は長身の京大橋本に対してマーク出来ず、第１戦を失いこれで京大は今日の第２回戦に勝利を掴めば今秋の栄えある優勝が決定するわけである。また甲南に敗れた大商大も前半の好調を保ち得ず後半スピーディな甲南の攻撃に一敗を喫した。
３部 三高４０（14-19・26-14）３３大阪外語
２部 神戸高商７０（35-24・35-14）３８大阪高校 姫路高校４１（24- 8・17-32）４０関西大学
１部 甲南高校４６（12-19・34-
7）２６大阪商大
京都帝大４６（23-16・23-25）４１関西学院 個人記録・写真の掲載
（11/27 P.13）
本社後援関西学生籠球連盟秋季リーグ試合の最終日たる26日は大阪、神戸両ＹＭＣＡと京都一中の３コートで次の試合を挙行。３部の大高医対大薬専の３回試合は大薬専勝ち他は各２回試合を行ったが、前日関学に一勝し優勝確定と見られた京大はこの日チームのコンビネーションなく加うるに粗雑な試合の運びと各人のマークの放棄は敗因の主なるもので殊にポイントメーカー橋本を巧く使い得ず拙戦を演じて敗れた。また勝った関学も京大の混乱せる防禦に対し今少し積極的な戦法をもって戦っていたら点差を大いにしていたであろう。結局一勝一敗となり28日午後６時半から大阪ＹＭで決勝を争うことになった。甲南対大商大は甲南のスピーディなプレーに大商大は何ら施す術なく再敗した。２部における神戸高商は11戦10勝で優勝した。
３部の三高は大外語に一敗し今27日決戦を行うことになった。
３部 大阪薬専５３（29-24・24-23）４７大阪高医 大阪外語３２（16-12・16-17）２９三高
２部 神戸高商５７（26-18・31-
9）２７大阪高校 関西大学４５（19-14・26-21）３５姫路高校
１部 甲南高校６０（37-15・23-22）３７大阪商大
関西学院４７（25-23・22-23）４６京都帝大 個人記録掲載
（11/28 P.7）
本社後援関西学生籠球連盟秋季リーグ戦第３部三高対大阪外語の決勝戦は27日午後６時から京一中体育館で行い、三高の勝に帰した。 三高２９（16- 8・13-18）２６大阪外語
京大連続覇権を握るか、関学果たして永年の宿望たる覇権を奪取するか、この問題はシーズン開始当初から興味をもって迎えられたもので関西学生籠球連盟秋季リーグ試合も重畳の波瀾のうちに去る26,7の両日をもって終末を告げるべきであったが俄然優勝を左右すべき京大対関学の秘術を尽くしての一戦が遂に一勝一敗となり今28日午後６時半より大阪ＹＭＣＡ体育館で最後の雌雄を決することになった。
今後リーグの残る試合を見る時１部の京大対関学、関学対甲南高校の各決勝試合と１・２部、２・３部の各優替試合を残すのみであるが１部の優勝を決定する京大対関学、関学対甲南高校の２試合は今秋リーグの最後を飾るに相応しいものであろう。今26日までの成績を見る時京大は11戦９勝（勝率817）をもって依然首位を占めているが、今日の対関学戦に敗れるならば12戦９勝（勝率750）で覇権より一歩遠ざかる訳で、京大としては石に噛りついても勝たねばならないしこの一戦に勝ちさえすれば12戦10勝（勝率833）をもって文句なしに連続覇権を握る訳である。 一方関学にして優勝せんとするならば残る二試合たる京大、甲南の二者を破らねばならないし今日の対京大戦に勝つも甲南高校がありもし甲南に喰わるれば京大と同様に12戦９勝（勝率750）で同率となり京大はまたも浮かび上がり再度の決勝を争うべきであるから京大に比して少々重荷とも思われるが油の乗って来た関学としては最後の試合だけに如何なる戦法をもって戦に臨むかこれまた興味あるものである。最後に甲南高校は関学の決勝あるのみであるがよし関学に勝つも11戦８勝（勝率727）で３位として甘んじなければならないが関学が京大を破るならばこの試合もまた見逃すことの出来ないものであろう。（小久保生）「入」の誤り
（11/29 P.7）
本社後援関西学生籠球連盟秋季リーグ戦試合の優勝を左右すべき京大対関学の決勝試合は28日午後６時半より大阪ＹＭＣＡ体育館で行われたが、京大はスタートよく前半35-21と14点のリードをなし後半関学の積極的なマン・ツーマンに徐々に追いつめられたが遂にリードを許さず結局52-46で京大は12戦10勝の成績で連続覇権を確保し来るべき東西学生対抗試合に出場することになった。なお２部の関大対姫路高校の第３回試合は神戸ＹＭＣＡで行い関大勝つ。
２部 関西大学５８（24-17・34-18）３５姫路高校
１部 京都帝大５２（35-21・17-25）４６関西学院 個人記録掲載
審笛 一勝一敗の後をうけて今シーズンの覇権を決定すべき京大、関学の一戦は多大の興味をもって見られたが試合は終始京大の鮮やかな運びをもって関学に乗ずる隙を与えずこゝに連続優勝の栄えを荷うことになった。
双方とも陣容は、１、２回試合と同様であったがこの日京大は２回戦の拙戦に鑑みてかゲーム最初より慎重に進め加うるにチップ・オフの取り得る好条件と橋本、岩尾、山本の無理のないプレーに前半14点のリードを奪ったことは勝因に与って大きなものがあった。殊に橋本が三回戦を通じて平均20点を挙げていたことは激賞すべきであろう。同時に覇業達成の一大原動力でもあった。後半関学の追撃に会い彼らの欠陥たるマン・ツー・マンに少なからず狼狽しパス・ワーク乱れ前半に見せた好プレーなく得点を縮められ危うく見えたが関学に今一歩の攻撃力なく徒に得点を焦って京大のパスをカットせんとして却ってゴール下をしばしば空けたことは京大の快勝の因となったもので関学にしても前半にこれらの戦法を交えて戦っていれば試合は如何なる結果を招いていたかも知れなかった。
関学はこゝ数年来覇権奪回の一歩前にいつも京大に敗れ雄図成らず恨みを呑み来ったが今シーズンもまた決勝を争そうて覇権より遠ざかったことは同情に値しよう。今日の敗因の主なるものを拾い上げれば前半に示した一本調子な戦法に対し何らか術の施しようがあると思われたにもかかわらず、京大のプレーに引きずられた憾みがあった。然し後半その非を悟ってか俄然戦法を京大の苦手とするマン・ツー・マンに代えたことは賢明な策として挙げ得るがそれによって形勢を逆転せんとしたがそれのみに頼ることは一面防禦において危険がともなうもので殊に好調の京大は得点のリードに気をよくしてか遂に乗ずること出来ず敗れた。最後に決勝を争そう試合として内容のあったことは喜ばしいが反則の多さは双方とも一考を要すべきであろう。（小久保生）
（12/2 P.7）
本社後援、関西学生籠球連盟秋季リーグ試合の最終試合である関西学院対甲南高校の決勝試合は１日午後６時半から神戸ＹＭＣＡコートで斎藤、長澤両氏審判のもとに開始、この一戦は第１部の第２位を決定すべきものだけに多大の興味を以て迎えられたが、試合は平凡に終始した。甲南前半はこの１試合に○勝して第２位に進まんと意気旺んなものがあったが粗雑なパスにコンビネーションなく殊に各人のマーク悪きため関学にしばしばゴールを襲われ関学イージーショットを再三逃がして20-16関学リードで前半を終り後半に入りて甲南は蹴り出し非常によく直に関学を追い詰めて20-20となり、その後もシーソーゲームに進んだが関学は38-36のリードから巧みにストウリングで逃げて辛くも勝った。
関学３８（20-16・18-20）３６甲南 個人記録掲載