年 報
昭和１１年（１９３６年）
第２回 兵庫県学生春季トーナメント
4/16付神戸新聞 <第２回兵庫県学生春季トーナメント前記>
関学は…略、神高商は…略、神戸商大はポイントゲッター岡島を送り出して得点上多少の欠点を生じたが、
池本がその穴を補い、弘世、小泉のバックが健在しているから相当面白い試合が見られる。甲南高は…略。（西野生）
４月１９日（日） 甲南高校
|
神戸商業大学 |
１８ |
16-19 |
３６ |
甲南高校 |
|
2-17 |
|
関西学院大学 |
３８ |
17- 6 |
２３ |
県立神戸 高等商業学校 |
|
21-17 |
決勝戦（審判 長沢、岩尾）
|
関西学院大学 |
４５ |
24- 8 |
２５ |
甲南高校 |
|
21-17 |
第７回 関西学生春季トーナメント
５月１６日（）甲子園室内コート
|
神戸商業大学 |
３４ |
9-14 |
３５ |
第三高等学校 |
|
23-18 |
||||
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2- 3 |
大阪朝日新聞朝刊
第３回 三商大定期戦
①大商大（4-1） ②東商大（3-2） ③神商大（0-4）
７月１８日（土）甲子園室内コート
|
神戸商業大学 |
３６ |
19-25 |
５２ |
東京商科大学 |
|
17-27 |
|
神戸商業大学 |
３７ |
6-28 |
４６ |
大阪商科大学 |
|
31-18 |
７月１９日（日）甲子園室内コート
|
大阪商科大学 |
３４ |
13-19 |
３１ |
東京商科大学 |
|
21-12 |
|
神戸商業大学 |
２５ |
14-17 |
４３ |
東京商科大学 |
|
11-26 |
７月２０日（月）甲子園室内コート
|
神戸商業大学 |
３９ |
22-21 |
４０ |
大阪商科大学 |
|
17-19 |
|
大阪商科大学 |
１０ |
1-22 |
５０ |
東京商科大学 |
|
9-28 |
７月２１日（火）決勝戦 甲子園室内コート
|
大阪商科大学 |
３９ |
17-19 |
３７ |
東京商科大学 |
|
22-18 |
三商大籠球連盟主催 第２回全国高商籠球大会
第10回 関西学生秋季リーグ
（９月19日～11月22日 甲子園・他）
２部
１０月２４日（土）大阪ＹＭＣＡ
|
神戸商業大学 |
３４ |
13-21 |
４３ |
第三高等学校 |
|
21-22 |
１０月２５日（日）大阪ＹＭＣＡ
|
神戸商業大学 |
４７ |
24-21 |
４８ |
第三高等学校 |
|
23-27 |
１０月３１日（土）京都一中
|
神戸商業大学 |
３５ |
14-16 |
３７ |
同志社大学 |
|
21-21 |
１１月１日（日）京都一中
|
神戸商業大学 |
２９ |
15-27 |
５９ |
同志社大学 |
|
14-32 |
１１月７日（土）大阪ＹＭＣＡ
|
神戸商業大学 |
４１ |
29-22 |
４７ |
大阪帝国大学 |
|
12-25 |
１１月８日（日）大阪ＹＭＣＡ
|
神戸商業大学 |
５４ |
19- 7 |
１７ |
大阪帝国大学 |
|
35-10 |
１１月１０日（火）大阪ＹＭＣＡ
|
神戸商業大学 |
３２ |
13-11 |
２２ |
大阪帝国大学 |
|
19-11 |
|
神戸商業大学 |
３２ |
24-20 |
４３ |
同志社 高等商業学校 |
|
8-23 |
|
神戸商業大学 |
３５ |
19-15 |
３２ |
同志社 高等商業学校 |
|
16-17 |
関西学生秋季リーグ星取表
|
１部 |
関学大 |
甲南高 |
関西大学 |
京都帝大 |
神戸高商 |
浪速高校 |
勝点 |
|
①関学大 |
|
38 22 45 |
32 27 |
29 20 |
47 40 |
51 39 |
４ |
|
②甲南高 |
24 30 24 |
|
28 25 19 |
27 35 |
30 42 |
56 41 |
３ |
|
③関西大 |
12 24 |
32 17 20 |
|
46 32 |
43 19 35 |
23 40 29 |
３ |
|
④京帝大 |
30
33 |
25 22 |
29 31 |
|
36 55 |
68 47 64 |
３ |
|
⑤神高商 |
32 34 |
22 29 |
36 38
24 |
25 46 |
|
48
32 |
１ |
|
⑥浪速高 |
31 23 |
39 37 |
25 21 32 |
41 55 39 |
29 26 |
|
１ |
甲南高等学校→甲南大学 京帝大（京都帝国大学）→京都大学
神高商（県立神戸高等商業学校）→兵庫県立神戸商科大学→兵庫県立大学神戸
大阪府立浪速高等学校→大阪大学・（一部）大阪府立大学
（9/19～11/22）
１部vs２部入替戦
浪速高 38-29、41-24 大商大 入替ならず
|
２部 |
大商科 |
同志社 |
同高商 |
三 高 |
神商大 |
大帝大 |
勝点 |
|
①大商科 |
|
|
66
42 43 |
44 37 |
|
59 |
|
|
同志社 |
|
|
44 30 |
30 28
48 |
37 59 |
2 |
|
|
同高商 |
53
51 41 |
45 28 |
|
31 48 |
43 32 |
53 |
|
|
三 高 |
27 33 |
26 31
18 |
26 43 |
|
43 48 |
48 52 |
２ |
|
神商大 |
|
35 29 |
32 35 |
34 47 |
|
41 54 32 |
|
|
⑥大帝大 |
33 |
0 |
66 |
27 24 |
47 17
22 |
|
|
大商科（大阪商科大学）→大阪市立大学
同高商（同志社高等商業学校）→同志社大学商学部
三高（官立第三高等学校）→京都大学
大帝大（大阪帝国大学）→大阪大学
２部３部入替戦
大帝大 22-39、24-42 姫路高 入替なる
|
３部 |
姫路高 |
大阪高 |
大外語 |
大薬専 |
神高船 |
同志専 |
大高医 |
勝敗 |
|
①姫路高 |
|
43
0 44 |
57 61 |
67 28 |
|
52 78 |
54 50 |
|
|
大阪高 |
20 2
31 |
|
52 |
36 21 |
25 26 |
25 37
31 |
27 8 |
|
|
大外語 |
25 27 |
21 |
|
31 38 |
58 84 |
36 |
65 44 |
|
|
大薬専 |
13 12 |
39 47 |
47 39 |
|
55
32 |
|
26 21 |
|
|
神高船 |
|
35 34 |
38 41 |
18 24 |
|
23 32 |
|
|
|
同志専 |
37 31 |
26 26 33 |
51 |
|
37 37 |
|
|
|
|
大高医 |
13 16 |
26 21 |
38 29 |
34 25 |
|
|
|
|
姫路高（官立姫路高等学校）→神戸大学
大阪高（官立大阪高等学校）→大阪大学
大外語（大阪外国語学校）→大阪外国語大学→大阪大学外国語学部
大薬専（大阪薬学専門学校）→大阪大学薬学部
大高医（大阪高等医学専門学校）→大阪医科大学
同志専（同志社専門学校）→同志社大学部神学部
神高船（神戸高等商船学校）→神戸商船大学→神戸大学海事学部
世 相
二・二六事件勃発 3/9 広田弘毅内閣成立 7/17 スペイン内戦勃発
第11回夏季オリンピック・ベルリン大会（8/1～16） 11/3 Ｆ・ルーズベルトが米大統領に再選
アカデミー作品賞 「巨星ジークフェルド」
芥川賞 3 小田嶽夫「城外」 鶴田知也「コシャマイン記」 4 石川淳「普賢」 冨澤有爲男「地中海」
直木賞 3 海音寺潮五郎「天正女合戦」「武道傳来記」 4 木々高太郎「人生の阿呆」
参考資料
「神戸大学バスケットボール七十年」(1999年)
大阪朝日新聞朝刊
（5/15 P.8）
関西学生籠球連盟の第７回春季トーナメント第１日は14日午後５時より甲子園室内コートで第１次試合たる３試合を挙行、優勝候補の京大、甲南高校はともに大勝し、三高対同志社高商は接戦の末三高が快勝す
京大119（53-11・66-7）１８大阪外語 甲南高校４９（32-7・17-13）２０姫路高校
三高３４（17-14・17-13）２７同高商
（5/16 P.6）
関西学生籠球連盟の第７回春季トーナメント第２日は15日午後５時より甲子園室内コートで第２次試合を挙行
浪速高校９９（40-4・59-11）１５大阪薬専 大阪帝大３９（8-12・31-15）２７大阪高校
大阪高医 棄権 神戸商船
（5/17 P.6）
関西学生籠球連盟の第７回春季トーナメント第３日は16日午後１時半より甲子園室内コートで挙行 この日興味を持たれた京大、関大の試合は関大何ら策なく敗退し、神高商、同大は神高商の速攻の前に同大振るわずまた神商大、三高は予想に違わず接戦を演じ商大よく追撃し延長戦となったが惜敗した。
第二次試合 関西学院５５（38-16・17-25）４１大阪商大 神戸高商５７（24-14・33-17）３１同大
京大３５（19-9・16-18）２７関西大学 三高３５（14-9・18-23・3-2）３４神戸商大
甲南高校 棄権 同志社専門
（5/18 P.6）
関西学生籠球連盟の第７回春季トーナメント第４日は17日午後４時半より甲子園室内コートで準々決勝試合を挙行した。この日浪高は強豪京大を最初より圧し見事なフロワープレーを見せてリードを奪い後半京大の逆襲に一時は制覇を阻まれたが京大は闘将村上の負傷も手伝って遂に敗れ大番狂わせを演じた。浪高この日の出来は満田を中心に最上のチームワークを示したもので、京大の敗戦を云々するよりも浪高の健闘を賞すべきであろう。
浪速高校４０（22-16・18-20）３６京大 関西学院３９（17-15・22-13）２８甲南高校
三高５３（32- 6・21-18）２４大阪帝大 神戸高商７４（33- 6・41- 5）１１大阪高医
（5/19 P.6）
関西学生籠球連盟の第７回春季トーナメント第５日は18日午後５時半より甲子園室内コートで準決勝試合を挙行、予想通り関学と神高商が勝残り今19日午後７時より決勝を行うことになった。
神戸高商４２（22-15・20-15）３０三高 関西学院５５（33-9・22-18）２７浪速高校
（5/20 P.6）
関西学生籠球連盟の第７回春季トーナメント決勝試合は19日午後７時より甲子園室内コートで審判小久保、松葉両氏の下に行われたが36-32で関学優勝す
関西学院３６（21-12・15-20）３２神戸高商 個人記録掲載
関学はセンター鷲尾を有し有利な状態にありよく神戸を攻めたが、神戸の防禦固く破れず殊に鷲尾へのパス路を絶たれて苦戦を続けたが10分ごろ岩佐、岡本、宮畑らの中野投に活路を拓き、前半９点のリードを奪ったことは勝因の主なるもので、神戸は後半関学が陣容を代えたころよりよく攻め、15分ごろ11点の差に追い更に17分36-30とし、岡野の野投に36-22とそれを縮めたが遂に及ばず惜敗す。しかしこの日の神戸の示した攻防のうま味ある戦い振りは賞讃に価すべきであった。ただ関学の中野投を封じ得なかったことが敗因の主なるものであった。「32」の間違い
（9/20 P.6）
第10回関西学生籠球秋季リーグ試合は19日午後４時から甲子園室内コートに行われた、関学対浪高の第１部試合を皮切りとして京阪神各地に開幕された。今秋は三年連覇を目指す関学と伝統の力を誇る京大を中心に躍進目覚ましい関大を始め、神戸高商、甲南高校、浪速高校を加え第１部はこれらの間に壮烈な争覇が展開されることゝ期待されている。
昨年のメンバーに殆ど動きのない関学は鷲尾、岡本ら六尺級の強豪に新人野澤を加えてチームの完成に練習怠りなく巧妙なパスワークと確実なシュートを武器としてその威力を発揮すべくこれに対して個人的な妙技を恃みとする京大は10月帰朝のオリンピック出場選手松井の帰参によって一段とその活躍が期待されるが、惜しむらくはチームワークに不備があるから関学に六分の強味を予想されている。この両チームについで神戸高商はセンターに俊鋭山本を迎え関大はセンターに人がないが最近の進境著しく甲南も伊藤、鈴木を擁してチームにより纏まりを見せ、優勝を狙っているから覇権決定に至るまでの経過には容易に予測しがたいものがある。２部では神戸商大、大阪商大、同大が優勝候補と目されている。
第１日の成績次の通り
１部 関学５１（39-12・12-19）３１浪高（甲子園） 個人記録掲載
関大４３（16-17・27-19）３６神戸高商（同） 個人記録掲載
２部 同志社高商３１－２６三高 京一中
３部 大阪外語５８－３８神戸商船 大阪ＹＭ 姫路高６７－１３大阪薬専 甲子園
同大専門２６－２５大高 京一中
（9/21 P.4）
第10回関西学生籠球秋季リーグ試合第２日は20日は京阪神各地で挙行。第１部では粒揃いの関学チームが終始浪高を圧倒して連勝したが、浪高筒井の奮闘は光っていた。関大は試合の進むにつれて焦り気味となったに反し神戸高商は着実に点を加え見事関大を破って一勝一敗とし、22日午後７時から甲子園室内コートで決勝試合を行うことゝなった。
１部 関学３９（24-10・15-13）２３浪高（甲子園） 個人記録掲載
神戸高商３８（18- 9・20-10）１９関大（甲子園） 個人記録掲載
２部 同志社高商４８－４３三高（京都一中）
３部 大阪外語８４－４１神戸商船（大阪ＹＭ） 姫路高校２８－１２大阪薬専（甲子園）
大阪高校３７－２６同志社専門（京都一中）
（9/23 P.4）
第10回関西学生籠球秋季リーグ試合第１部の関大対神戸高商第３次試合は22日午後７時から甲子園室内コートで挙行。
関大３５（15- 8・20-16）２４神戸高商
３部（京都）同志社３３（12-15・21-16）３１大阪高校
（9/27 P.6）
第10回関西学生籠球秋季リーグ試合第３日は26日は京阪神各地で挙行。
１部（甲子園） 関大４６（13-16・33-13）２９京大 個人記録掲載
２部（京都） 同志社高商４５（14-20・31-24）４４同志社大学
３部（甲子園） 姫路高校５７（21-15・36-10）２５大阪外語
大阪薬専３９（29- 8・10-28）３６大阪高校
（9/28 P.10）
第10回関西学生籠球秋季リーグ試合第４日は27日は甲子園、大阪青年会、京都一中の各コートで次の４試合が行われた。第１部関大対京大の第２次試合は京大昨日後半のみじめな潰滅に鑑み慎重に守備してオリンピック選手松井を欠くとはいえ老巧村山を擁して元気一杯に戦い、試合をリードしたが後半関大の興味ある追撃となりはじめ、あまり冴えなかった関大の頼みとする久岡も次第に調子をとり戻して大いに頑張り試合終了の直前同点となり更に35秒前京大半田のファウルに１点を拾い遂に関大連勝す。
関西大学３２（13-20・19-11）３１京都帝大 個人記録掲載
２部 同志社大学３０－２８同志社高商
３部 姫路高校６１（32-12・29-15）２７大阪外語 大阪薬専４７（29- 7・18-14）２１大阪高校
（10/4 P.6）
第10回関西学生籠球秋季リーグ試合第５日は３日１部、３部を甲子園コート、２部を京一中コートで挙行。 甲南高２７（16-14・11-11）２５京大 個人記録掲載
第１部京大対甲南の第１次試合は攻防ともに両チームの戦法がよく似ており技両も伯仲で興味ある一戦となった。前半両軍互いにリードを奪いあい甲南２点勝ち越して後半に入りそのまゝ押して京大の追撃を却けた。京大は10個の自由投に恵まれながらこのうちわずか１個を物したのみで敗れた。
２部 三高４８（16-10・32-17）２７大阪帝大
３部 大阪薬専５５（18- 6・37-12）１８神戸商船 大阪高校２７（ 9-16・18-10）２６大阪高医
（10/5 P.6）
第10回関西学生籠球秋季リーグ試合第６日は阪神甲子園コート及び京都一中コートで次の４試合を行った。
第１部の甲南対京大の第２次試合は甲南最初から圧勢に出で前半10分にして早くも10点の差を開け京大はゴールを襲い得てもシュートをはやって失敗し敵に攻撃の機会を与え、甲南のクロス・シュートに備えたローン・デフェンスも奏功せず村上一人よく戦い、後半に入ってやゝ頽勢挽回の兆見えたが遂に及ばず連敗した。先に関大に討ちとられた京大はこれで黒星二つつきオリンピック選手松井の加入を待たずして強チームに当たったことは頗る不運というべく期待された優勝の圏内から遠ざけられた。
１部 甲南高校３５（15- 5・20-17）２２京都帝大 個人記録掲載
２部（京都一中コートで挙行）
三高５２（28-12・24-12）２６大阪帝大 「２４」の間違いか
３部 大阪薬専３２（18- 8・14-16）２４神戸商船
大阪高医２１（13- 4・ 8- 4） ８大阪高校
（10/11 P.6）
第10回関西学生籠球秋季リーグ試合第７日は次の試合を挙行した。
１部（甲子園） 関西大学３２（10-14・22-14）２８甲南高校 個人記録掲載
神商大を一蹴し京大を打ちとった関大と京大をストレートに破った甲南のこの第１次試合はともに優勝へと一歩を進めた両チームにとって互いに敗けられぬ一戦として非常な白熱的試合を展開した。前半甲南先ず加古、宮崎の活躍により確実なシュートを続け関大をリードしつゝマークを誤またず関大のパスをしばしばカットして敵の攻撃のチャンスを奪い関大を苦戦に陥れ優勝に試合を進め４点と差を開けて後半に入る。 「神高商」「勢」の誤り
後半関大は例の強靭なねばりを見せて追撃に努め防備への移行に遅い甲南の間隙に乗じ関大得意のファスト・プレーは殆ど連続的に成功を収め10分久岡のシュートで逆にリードを奪ってしまった。甲南へばらず伊藤の活躍に試合を再転せしめたが18分関大最後の猛攻に試合は三転して関西大学の勝ちとなる。
京都帝大６８（29-19・39-22）４１浪速高校 京一中
２部 同志社大３０（13-18・17- 8）２６三高 京一中
３部 神戸商船３５（22-11・13-14）２５大阪高校 甲子園
大阪外語６５（29-15・36-23）３８大阪高医 大ＹＭ
（10/12 P.6）
第10回関西学生籠球秋季リーグ試合第８日は11日甲子園、京一中、大阪ＹＭの三コートで次の試合を行った。第１部の甲南対関大はこれで一勝一敗となったので13日午後７時から決勝試合を行うはず。
１部 甲南高校２５（11- 6・14-11）１７関西大学 甲子園 個人記録掲載
浪速高校５５（28-23・27-24）４７京都帝大 京都一中 個人記録掲載
甲南は老巧杉原を加えて陣容を固め前半宮崎のジャンプ・シュートに幸先のよいスタートをして昨日同様関大にリードした。関大は敵陣の混乱を試みず徒らにシュートをはやって失敗を重ねマークを外づしては甲南の機敏なシュートに乗ぜられ甲南５点を勝ち越して後半に入る。
後半甲南伊藤長身を利しての巧みな奪球、杉原の活発な攻撃に着々点を重ね関大のあり余る元気は余裕ある攻防となって現れず９分横道が４回の反則にて除外されるなど自ら傷手を負うて逆襲の望みを薄め12分９点の開きとなりすでに勝敗の数見え最後の逆襲も及ばず敗れた。
２部 三高３１（18-15・13-13）２８同志社大 京都一中
３部 神戸商船３４（18- 9・16-17）２６大阪高校 甲子園
大阪外語４４（21-18・23-11）２９大阪高医 大阪ＹＭ
（10/14 P.6）
第10回関西学生籠球秋季リーグ試合第９日は13日阪神甲子園コートで甲南高校対関西大学、京都一中で京大対浪速高校、同志社大学対三高の各決勝試合をそれぞれ行ったが次の成績で関大、京大、同大の三チームが勝った。
１部 関西大学２０（ 7- 6・13-13）１９甲南高校
京都帝大６４（27-17・37-22）３９浪速高校
２部 同志社大４８（18-12・30- 6）１８三高
（10/17 P.8）
去る９月19日から開始された第10回関西学生秋季籠球リーグ試合は四分通り終了したが、今までの成績では関学は浪高を一蹴しているだけで爾余の試合を残しているがさすがに同チームは粒の揃った点およびフォーメイションの巧緻さにおいて予想通り優勝候補随一といえよう。一方優勝候補の一つと目されていた京大が関大にも甲南にも連敗の憂目を見てすでに争覇の圏外に郤けられたことは今秋の大きな番狂わせといってよい。これはオリンピック出場選手松井の帰朝以前に強豪にぶつかった不運も大いに手伝ってのことだが、メンバーは村上を除いて比較的短身である上に纏りのないフォーメイションが京大のこの不成績に導いたことは見逃せないようだ。これに反して関大がしばしば苦戦をしながらも得意の粘りを発揮してよく神高商、京大を討取り甲南を最後のドタン場でうっちゃったあたり推賞すべき底力といえよう。
結局今秋は関学と関大が覇を争うことになるであろうが、上記の関大が独自の威力を存分に発揮出来れば必ずしも関学打倒望みなしとはいえない。ただ往々このチームに見受けるアンフェイアなデフェンスが自滅の因をなさぬとも限らぬからこの点特に自重を要する。関大に惜敗した甲南および神高商と京大との間に予想される３位争いも興味をもって待たれるが、今までの成績から見て先づ甲南、神高商、京大の順位を予想されるが、しかし京大が帰朝の松井の活躍によってこの難関をどう逆襲せしめるか、更に一段の緊張と興味をもって今後のスケヂュールを展開することゝ予想される。現在までの各チームの成績は次の通りである。星取表掲載
（10/19 P.7）10/18発行の紙面は見つからない。
関西学生籠球秋季リーグ試合第十一日は18日甲子園と大阪ＹＭＣＡの両コートで次の試合を挙行。甲南，大高、大商大いずれも連勝した。 ？
１部（甲子園） 甲南高校４１（25-11・16-26）３７浪速高校 個人記録掲載
２部（大阪ＹＭ）大阪商大５９（32-15・27-18）３３大阪帝大
３部（大阪ＹＭ）大阪高校５２（41-13・11- 8）２１大阪外語
（10/25 P.11）
関西学生籠球秋季リーグ試合第11日は24日京阪神各地に挙行第１部関学対神戸高商の試合は関学敏捷な動きと見事なリーカル、ブロッキングに神戸高商の守備を陥れ優勝候補の貫録を発揮した。
１部（甲子園） 関学４７（26-20・21-12）３２神戸高商
２部（大阪ＹＭ）三高４３（21-13・22-21）３４神商大
３部（甲子園） 姫路高校５４（21- 4・33- 9）１３大阪高医
（10/26 P.7）
関西学生籠球秋季リーグ試合第12日（25日）は京阪神各地に挙行第１部関学対神戸高商の第２次試合は前半神商の攻防前日に比して一段と引き緊まりセンター・ボールを悉く自由にされる不利にありながらしばしば敵のパスをカットして攻勢に出で奮闘したが後半調子を取り戻した関学の急追に離されストレイトで神戸高商は敗退した。
１部（甲子園） 関学４０（19-18・21-16）３４神戸高商
２部（大阪ＹＭ）三高４８（21-24・27-23）４７神戸商大 （京都）同志社大 棄権 大阪帝大
３部（甲子園） 姫路高校５０－１６大阪高医 （京都）同志社専門５１（25-14・26-22）３６大阪外語
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第10回関西学生籠球秋季リーグ試合は31日京阪神各地で挙行、その成績左の通り
１部（甲子園） 浪高２５（10-12・15-11）２３関大 個人記録掲載
２部（京一中） 大阪商大４４（16- 6・28-21）２７三高
同志社大学３７（16-14・21-21）３５神戸商大
３部（大阪ＹＭ）姫路高校５２（22-15・30-22）３７同志社専門
大阪高医３４（19-11・15-15）２６大阪薬専
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第10回関西学生籠球連盟秋季試合第１部浪高対関大の第２次試合は１日夜甲子園室内コートで挙行
関西大学４０（21- 9・19-12）２１浪速高校 個人記録掲載
なお浪速高校対関大、甲南対関学の各決勝試合は３日午後３時半から甲子園コートで挙行される。
２部（京都一中） 大阪商大３７（15-13・22-20）３３三高
同志社大学５９（27-15・32-14）２９神戸商大
３部（大阪ＹＭ） 姫路高校７８（41-14・37-17）３１同志社専門
大阪高医２５（ 9-14・16- 7）２１大阪薬専
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関西学生籠球リーグの第１部浪高対関大、関学対甲南の各第３次試合は３日夜甲子園室内コートで挙行。
浪高は速攻により関大を攻め立てチームの持味を十分発揮していた。特に満田の調子頗るよく好機を確実に生かして遂に関大を斥けた。関大は負傷のためレギュラー２名の出場を見なかった不幸がひゞき前半多くの球を占めながらシュートほとんどきまらず後半相次ぐファウルにせっかくの追撃を水泡に帰してしまった。また関学と甲南も力の入った試合を演じたが、前半甲南のシュートはわずかなところで悉く外れる不運に気勢を挫かれ粒揃いの関学に敗れた。 浪速高校３２（16-15・16-14）２９関西大学
関西学院４５（23- 5・22-19）２４甲南高校 個人記録掲載
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関西学生秋季籠球リーグ各部第１次試合は７日京阪神各地で挙行。
第１部では関学が予想通り関大の攻撃を封じて先勝し、甲南は接戦の末神戸高商を退けた。
１部（甲子園） 関西学院３２（ 6- 7・26- 5）１２関大
甲南３０（11-12・19-10）２２神戸高商 個人記録掲載
２部（ＹＭＣＡ）大阪帝大４７（22-29・25-12）４１神戸商大
大阪商大６６（38-25・28-28）５３同志社高商
３部（甲子園） 姫路高校４３（19-13・24- 7）２０大阪高校
同志社専門３７（24-16・13- 7）２３神戸商船
大阪薬専４７（28-16・19-15）３１大阪外語
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関西学生秋季籠球リーグ試合は８日京阪神各地に挙行。第１部で関学は関大を甲南は神戸高商をともにストレートに敗った結果今秋リーグ戦における関学の優勝と甲南の第２位が確定した。
１部（甲子園） 関西学院２７（17- 7・10-17）２４関西大学
甲南高校４２（21-14・21-15）２９神戸高商
２部（大阪ＹＭ・京一中）神戸商大５４（19- 7・35-10）１７大阪帝大
同志社高商５１（27-19・24-23）４２大阪商大
３部（甲子園大阪ＹＭ）同志社専門３７（11-15・26-17）３２神戸商船
大阪薬専３９（19-15・20-23）３８大阪外語 大高 棄権 姫路高校
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関西学生籠球連盟秋季リーグ第２部大阪商大対同志社高商、神戸商大対大阪帝大の決勝試合は10日京都一中、大阪ＹＭＣＡ両コートで挙行、成績次の如し。
大阪商大４３（27-19・16-22）４１同志社高商 京一中
神戸商大３２（13-11・19-11）２２大阪帝大 大阪ＹＭ
なお第３部姫路高校対大阪高校の決勝試合は11日午後７時から大阪ＹＭＣＡで挙行。
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３部（11日大阪ＹＭＣＡ）姫路高４４（24-11・20-20）３１大阪高