年 報
マネージャー
神 谷 恵 （予科 大阪・天王寺中）主務
清 水 甲子雄 （予科）学連委員
選 手
青 山 栄 一 （予科 兵庫・神戸二中）
小 田 浩 爾 （予科 長崎・島原中）
上 田 昌 昭 （専門部 兵庫・神戸二中）
堀 江 治 （予科 大阪・北野中）主将
神 崎 義 正 （予科 山口・萩商業）
松 本 不二雄 （予科 京都・京都二中）
白 羽 三 雄 （予科 上海日中）
水 垣 裕 輔 （専門部 大阪・住吉中）
小 林 一 雄 （予科 兵庫・神戸一中）
田 中 基 義 （予科） 兵庫・神戸二中）
黒 崎 宗 和 （ 大阪・高津中）
内 村 哲 朗
小 林 政 一
中 田 良 次
永 田 裕 輔
水 垣 義 一
戦 績
関西六大学春季リーグ
関西学生バスケットリーグ
２部制採用に活氣でるか？ 京、関学、同の首位争い
春の関西学生バスケット・ボール・リーグ戦は五月一日から西宮体育館において、従来の一部制を改め二部制を採用、各部六校参加のもとに
一ヶ月間にわたって優勝が争われる。東西学生の力りょうは往年のような相？あるものではないことは、昨年度の東西学生対抗や各校の東西定
期戦から推してよく判るが、ＯＢや優秀な実業団チームに比して、依然およばず、まだまだ低調ということになる。しかしながら今シーズンは
京大を除いては、陣容に変動がほとんどなく、一年間の努力が各校をうんと技術的にもチーム的にも向上を遂げさせている。加わうる二部制採
用は、ややもすれば戦意を失いがちだった下位チームの刺げきになり、いままでのように凡々として試合が出来なくなったので、勢いリーグ戦
は熱のある試合が展開されるであらう。
神経大 昨シーズン藤井、堀江の個人突破で好成績をあげ、京大、関学の陣営をおびやかしていたが、藤井が去って威力がなくなったようだ。
しかしながらリーグ後半藤井なきメンバーで戦っていただけに、そう悪成績に終るとも思われないが、なんといっても充分練習できな
いのが痛手。
５月１日～６日（西宮）
|
神戸経済大学 |
３４ |
23-26 |
４２ |
京都大学 |
|
11-16 |
|
神戸経済大学 |
６０ |
28-18 |
３３ |
大阪大学 |
|
32-14 |
|
神戸経済大学 |
２４ |
11-14 |
４１ |
関西学院大学 |
|
13-37 |
|
神戸経済大学 |
２６ |
2-20 |
３７ |
関西大学 |
|
24-17 |
|
神戸経済大学 |
２８ |
14- 7 |
２６ |
同志社大学 |
|
14-19 |
得点 反則 得点 反則 得点 反則 得点 反則 得点 反則 得点 反則 得点 反則
小田 ２ ３ 田中 ６ ６ 水垣 ０ ０ 神崎 １１ ４ 堀江 ９ １ 上田 ０ ０
須藤 ５ ２ 神先 ８ ２ 山本 ２ １ 井坂 ３ ０ 植村 ４ ３ 谷口 ２ ０ 宇田 ２ ３
最初同大は時折ローリングを混じた遅攻に対等に試合を進めていたが経大はパスワークには焦りながらも間隙をみてのカットインが功を奏し
次第にオフェンスのフォローに強さを増して14-7とリードして前半を終わった。後半経大はシュート時期尚早となり加うるに同大のハーフコ－
トアタックに策なく同大は完全にペースを奪ったがシュートが決まらずついにリードを奪うべき機会を失ったのは惜しまれる。同大は元気なく
パスミスに助けられ勝利を得たものといえよう。（長沢）「関西大学バスケット・ボール連盟機関紙第２号」
旧三商大定期戦（復活第２回）
三校同率（２勝２敗）
６月２１日（） 明治大学
|
神戸経済大学 |
３５ |
17-14 |
２９ |
東京商科大学 |
|
18-15 |
|
大阪商科大学 |
４５ |
- |
４３ |
東京商科大学 |
|
- |
６月２２日（）12:00 明治大学
|
神戸経済大学 |
４９ |
20-24 |
５２ |
大阪商科大学 |
|
29-28 |
|
神戸経済大学 |
３７ |
12-22 |
３９ |
東京商科大学 |
|
25-17 |
６月２３日（）12:0 明治大学
|
東京商科大学 |
４５ |
- |
３８ |
大阪商科大学 |
|
- |
|
神戸経済大学 |
３４ |
11- 9 |
２０ |
大阪商科大学 |
|
23-11 |
第２回 兵庫県学生選手権（神戸経済大学優勝）
「兵庫籠球第６号」
７月２１～２３日
|
神戸経済大学 |
６８ |
34-26 |
４５ |
姫路高校 |
|
34-21 |
前半、経大得意の速攻に着々と得点して第二軍と交代する。第二軍の遅攻法は中シュートすべきところを、わざわざ無理なパスに相手の
小さく守る中へ通さんとしてチャンスを逸し、漸くサイドエンドからのジャンプショットとフォロ－アップショットに得点を重ねる。
姫高は経大二軍のルーズなガーディングを外してのジャンプショットがかなり成功していた。後半、再び経大はベストメンバー出場して、
堀江のみごとなパス、速攻、得意のジャンプショットに得点差を大きくし、姫高の左ジャンプショットありたるも及ばず、経大楽勝す。（木戸）
準決勝戦
|
神戸経済大学 |
４３ |
24-14 |
２７ |
甲南高校 |
|
19-13 |
実力、体力ともに経大がはるかに勝り、甲南がどの程度まで食い込むかが興味あるのみの試合であった。甲南は最初より１－２－２の
ゾーンを使用していたが、経大の正確な中野投の前には何等威力を示さず、ただ元気のみで戦い通した。しかし大豪経大に大して２７点
を入れたことをもって満足すべきであろう。（高原）
決勝戦
|
神戸経済大学 |
６５ |
25-15 |
５６ |
関西学院大学 |
|
40-31 |
得点 Ｆ 得点 Ｆ 得点 Ｆ 得点 Ｆ 得点 Ｆ 得点 Ｆ 得点 Ｆ
小田 １５ ０ 田中 １３ ２ 水垣 ６ １ 神崎 １１ ３ 堀江 １３ ３ 上田 ７ １ 堀尾 １０ ２
鷲尾 ７ ３ 藤井 ２ １ 湊兄 ７ １ 八木 １２ ２ 湊弟 １３ ２ 北畑 ０ ２ 松川 ５ ３
今春リーグ戦では全然寄せつけなかった関学が、この大会の大切な決勝戦で何故経大に敗れたか。準優勝戦対兵師に見せた関学の軽々しい
戦いぶり。精神的弛緩がこのゲームに大きな姿を見せて、経大のリードを奪還しようとあえぐ関学プレーヤーを最後まで浮かび上がらせなか
ったのではなかろうか。技術的にみて数次に優るフォワード鷲尾のボーンヘッドによるボール失は、大切な時期に関学に大きな痛手となり、
前半の不振の大半はここに帰因している。これがひびいては後半の経大の調子づけとなり、リードを奪われるに至ったのである。関学プレー
ヤーのもつ防禦ネットワークの欠陥は、度々経大フォワードにつかれ、安いポイントを許すという大事をひきおこしていたが、この矯正は心
すべき問題である。後半１３分、センター八木の５反則除外は関学追及の望みを断ったものである。八木ただ一人が攻撃にも防御にもバウン
ドワークに奮闘していたことを思えば、湊（兄）、鷲尾のリバウンドへの参加も今後大いに考慮しなければならない。
経大はリーグ戦後半に見せたプレーを、更に西日本総合大会で伸ばし、関学を破る偉勲を立てたのであるが、堀江がパッサーおよびポイン
トゲッターの一人二役を思い止まって、小田、田中、神崎の第一線を動かし、専らパス・フィーダーとして活躍したことが、この成功をもた
らせたものと思われる。それに各プレーヤーが堀江一人に頼らず、各々が自分の本分をつくした点に自然とパスの廻りがよくなり、パスも角
度が終始変わるので容易に通るということになって、関学防御陣を翻弄させるに至ったのである。経大の拓いた新しい進路の更に躍進を期待
する。（林）
関西学生秋季リーグ 西宮体育館
秋の関西バスケットボール界展望 上浦克己
春第四位であった神経大は小田の卒業とポイントゲッター堀江の不調で期待は出来ない。しかしながら調子に乗ると全員よく活躍し
上位チームをも破る実力はある。優勝ということを度外視してリーグ戦にのぞむチームだけに調不調が大きく勝敗に左右するだろう。
９月２５日（土）
|
神戸経済大学 |
７１ |
29-22 |
５４ |
関西学院大学 |
|
42-32 |
得点 Ｆ 得点 Ｆ 得点 Ｆ 得点 Ｆ 得点 Ｆ 得点 Ｆ 得点 Ｆ
小田 ２０ ２ 田中 １５ １ 水垣 ０ ０ 神崎 ２０ ３ 堀江 ７ ０ 上田 ９ ３ 内村 ０ ２
鷲尾 １０ ３ 藤井 ２ ４ 湊一 １８ ５ 八木 １２ ３ 湊晟 ６ ４ 北畑 ４ ３ 堀尾 ２ ３
前半関学はポストプレーで神大をおびやかしたが、八木らの無理なシュートと焦り気味の攻撃は反って神大の乗ずるところとなり、着々
得点する機を与えた、関学はゴール下の防御粗雑で余りにもボールに注意を奪われすぎて対人防御の原則を忘れたのが大きな敗因で、神大
の敏速な攻撃の各人の技能よく活かして勝利を得た。（北岡直彦）
「バスケットボールニュースウイークリー 林浩一」
一勝一敗 神経大は堀江依存から次第に脱却していくことはこのゲームを通じて感ぜられる第一戦は関学にとって自滅の戦いといえる第
一戦なるが故に張切った主将Ｃ八木の乱調子によって自ら勝利を放棄したゲームである。
最初ポストへボールを通しそのツブシに経大の防御陣が纏まった逆をねらって外側へボールを返して美事な(ママ)中野投を成功していたが、
経大のツブシが緊密になってパスアウトも苦しくなるに従いこれが次第に八木の焦りとなって無理なシュートの敢行となっていた。八木の
ショットは普段成功しているかも知れないがこの日はバランスが全然崩れていて無理というより外は評し様のないものであった。この様に
ボールを無駄にしている間に経大はコボレ球全てをものにして常に１０点内外のリードを保っていた。関学はこの差をつめんとしてオール
コートのアタックを始めるもマンツーマン・ディフェンスの原則を知らないようなガーディングでは所詮？？で最后には更に大きく開かれ
てしまった。
経大はバスケットボールの攻撃の第一歩である「パスして動く」ということを忠実に行ったに過ぎないが、之に対する関学の防御はボール
に氣を取られすぎて自己の相手を忘れゴール下にノーマークの相手を必ず一人作っていたことが大きな失敗である。関大同様フットワークの
欠陥は常に上半身で相手をマークせんとして反則をおかしているクロスに入ってくる相手に対する防御法さえ知らないガードを二人揃えてい
ることは前の三人が「稼げど暮し楽にならざる」たぐいではなかろうか。
９月２６日（日）
|
神戸経済大学 |
４０ |
24-20 |
４６ |
関西学院大学 |
|
16-26 |
得点 Ｆ 得点 Ｆ 得点 Ｆ 得点 Ｆ 得点 Ｆ 得点 Ｆ 得点 Ｆ
小田 １１ ０ 田中 ５ ３ 水垣 ０ ０ 神崎 １４ ３ 堀江 ４ ２ 上田 ６ ５ 内村 ０ １
鷲尾 １０ ０ 藤井 ０ １ 湊一 １１ ５ 八木 １１ ５ 湊晟 ３ ５ 北畑 ３ １ 堀尾 １ ０
松川 ０ １
前半ゾーンを布いた関学は動きが不足でゾーンの後方を神大に衝かれ堀江のパスを自由に入れさせ前日の二の舞を思わせ四点のリードを
奪われたが、後半対人防御で疲れをみせた神大を抑え試合を有利に運び神大を斥けたが、関学の粗雑なプレーは一考を要する（北岡直彦）
１０月３日（日）
|
神戸経済大学 |
４３ |
17-13 |
３４ |
大阪商科大学 |
|
26-21 |
得点 Ｆ 得点 Ｆ 得点 Ｆ 得点 Ｆ 得点 Ｆ 得点 Ｆ 得点 Ｆ
小田 ６ ２ 田中 ７ ３ 水垣 ０ ０ 神崎 ５ ２ 堀江 １６ ２ 上田 ６ ０ 内村 ３ １
東本 ３ ０ 岩田 ２ ２ 田中 １２ ２ 神谷 ２ ０ 西浦 １４ ３ 新井 １ ３
１０月４日（月）
|
神戸経済大学 |
４８ |
22-19 |
４４ |
大阪商科大学 |
|
22-25 |
||||
|
4- 0 |
得点 Ｆ 得点 FG 得点 Ｆ 得点 Ｆ 得点 Ｆ 得点 Ｆ 得点 Ｆ
小田 ２１ ３ 田中 １０ ２ 水垣 ４ １ 神崎 ５ ３ 堀江 ３ ２ 上田 ３ ３ 内村 ２ １
東本 ５ １ 岩田 ０ １ 田中 １５ １ 神谷 ９ ３ 西浦 １１ ４ 新井 ４ ３
リーグ第二回の延長戦となったが神大は商大に完封されたため思わぬ苦戦をつづけ、堀江の初頭における中距離ショットの失敗にこりてか、
せまくなった防御陣を破ることのみを考え中距離ショットをしなかったのは大きな失敗で、ついに延長戦まで持込まれた。延長戦に入ってか
ら神大はようやく速攻と８の字のクロスであせりすぎた商大を攻め勝ったのは順当だろう。
「バスケットボールニュースウイークリー 林浩一」
第二部から上がってきた商大は毎週々々が苦しい試練である。今週の相手神経大は三商大戦に顔を合わして一勝一敗の成績を残しており
あわよくばと善戦これ努めたが及ばず二連敗するところとなった。第一戦は平々凡々なゲームでどこといってヤマがなく唯ショートパスを
ゴール近辺で幾分でも使いこなしている神大が次第に点差をつけて行ったゲームであった。第二戦は今秋二回目の延長戦を演じたゲームで
最初リードされていた商大がＣ田中の三つのピボットショット、一つの速攻、西浦のピボットショット、新井のセットショット、それに四
自由投を挙げて一挙に35-31とリードを奪ったのが後半十五分、その後両者速攻の應酬に一進一退したが経大Ｆ小田ジャンプショットに遂
に同点にもちこまれた。
延長の五分間はこのゲームで経大が本来のプレイを見せたのである。その挙げた二ゴールは立派なもので一つは速攻に、一つは８の字の
クロスショットに堂々成功したのであった。この第二戦は商大が前日にこりて中央を狭くしてボールが入るのを妨げたのであるが経大はこ
こに何とかして入れようと苦心しながら四十分を過ごしたとしか思われない対戦ぶりであった。商大防御陣外からの長投がなければならな
いところ、Ｇ堀江がゲーム初頭放ったロングショットが余り遠過ぎてものにならなかったため氣を悪くしたのか、その後投げるべき時にも
控えた感があった。又商大善戦の一因として特に挙げられるのはボールのキープに注意していたことが考えられるが、延長戦にもちこまれ
るや元の木阿弥となってしまったのは惜しい。（審判木戸・杉野）
１０月９日（土）
|
神戸経済大学 |
４２ |
21-16 |
３７ |
京都大学 |
|
21-21 |
得点 Ｆ 得点 Ｆ 得点 Ｆ 得点 Ｆ 得点 Ｆ 得点 Ｆ 得点 Ｆ
小田 １１ ２ 内村 ０ ２ 水垣 ４ ２ 神崎 ６ ５ 堀江 １０ ２ 田中 １１ ２ 上田 ０ １
小笠 ６ １ 田中 ４ ３ 井内 ２ １ 松村 １０ ４ 来住 ５ ３ 相沢 ４ ４
京大は最初より元氣なく神大が決定的遅攻法をとったためその調子につられ、終始氣の抜けたプレーをつづけた。神大は神崎がはじめに
あせったため得点し得ず苦戦したが、後半ようやく落ちつきのあるゲームを行い全勝をねらう京大に一矢をむくいたことは大いに称されて
よい。（北岡恒彦）
１０月１０日（日）
|
神戸経済大学 |
３３ |
20-16 |
３１ |
京都大学 |
|
13-15 |
得点 Ｆ 得点 Ｆ 得点 Ｆ 得点 Ｆ 得点 Ｆ 得点 Ｆ 得点 Ｆ
小田 ７ ４ 内村 １ ４ 水垣 ０ ０ 神崎 ４ ０ 堀江 １０ １ 田中 １１ ２ 上田 ０ ０
小笠 ６ ３ 田中 ３ ４ 井内 ２ １ 松村 １０ ３ 来住 ３ ２ 相沢 ３ １ 稲葉 ４ ２
神経大ははじめ京大のせまい防御陣内をねらったため、失敗を繰り返したが、京大ゴール下の不調に乗じ、わずかに
リードし、そのまま押し切って優勝候補京大を連敗せしめた善戦ぶりは称すべきであるが、パスの拙きの改善とともに
攻撃法もいま一そうの工夫が望ましい。（北岡恒彦）
「バスケットボールニュースウイークリー 林浩一」
関大大商大に四連勝して来た京大と関学に一敗したが商大に二連勝して来た経大の一戦は関大関学戦と共に今節を飾るゲームとなった。
京大は速攻にその強力さを○るチームであるだけに相当のスピードを持つランニングシュートを持っているし経大はジャンプショットに
その攻撃の威力を示している。経大は徹底的のスローブレークを以って対し京大はそのペースにつられて○○を○するに至った。経大は
二戦共に京大の出ばなをくぢき常に５、６点のリードを保ち京大の追求を許さずに連勝するの偉業をうちたてたのである。経大が京大の
ペースに乗らず最後まで自己のペースを二戦にわたって維持したことは賞賛してよい。若し経大が京大の速攻を主としたペースに巻き込
まれていたならばその得点とするジャンプショットの成功率も低下するし練習も十分でないため疲労も早いという点を巧にカヴァーして
行ったのである。京大はその弱々しさを○く見せて来た。松村のリードも未だ他のプレヤーに及ばず随分無理なシュートを試みていた。
第一戦は後半十分31-31と同点となったがＧ堀江Ｆ田中の長投に差をつけ、第二戦では京大Ｆ小笠田中Ｃ松村の懸命の追求も堀江神崎の
五自由投に逃げ切った。第二戦に経大は京大の狭い守備陣内に入れ様と苦心していたが堀江の長投と田中のジャンプショットに活路を見
出しリードを保ち京大の焦慮の余りの多くの反則にも拘らずよく耐えた。（審判岡島・黒田）
リーグの予想
来る二十三日四日には関西学生リーグの第四週を迎えることになるが現在第一位にある神戸経済大が闘将Ｆ小田を卒業
のためリーグ中途に失うためこれを如何にカバーし苦手の関大と戦うかに興味が持たれる。
１０月２３日（土）
|
神戸経済大学 |
３８ |
20-23 |
４２ |
関西大学 |
|
18-19 |
得点 Ｆ 得点 Ｆ 得点 Ｆ 得点 Ｆ 得点 Ｆ 得点 Ｆ 得点 Ｆ
内村 １ １ 水垣 ３ ２ 神崎 ３ ３ 堀江 １０ ２ 田中 １４ ３ 上田 ７ １
北野 ８ １ 山縣 ６ ２ 新井 １０ ３ 太田 １１ １ 猿荻 ２ ３ 川野 ０ ４ 三宅 ５ ０
苦手とする関大に最初太田の連続三つの中野投により出端をくじかれた神大はパスのまずさもともなって防衛に混乱を来し、
押され氣味で関大の中央が破れずまた最期の追い込みも利かず惜敗した。
１０月２４日（日）
|
神戸経済大学 |
３５ |
22-21 |
４２ |
関西大学 |
|
13-21 |
得点 Ｆ 得点 Ｆ 得点 Ｆ 得点 Ｆ 得点 Ｆ 得点 Ｆ 得点 Ｆ
内村 ４ ０ 水垣 ３ ２ 神崎 ５ ４ 堀江 １４ ４ 田中 ９ １ 上田 ０ ０
北野 ２ ４ 山中 ２ １ 新井 １３ ２ 太田 １４ ２ 猿荻 ２ ２ 川野 １ ４ 三宅 ８ ０
神大は苦手の関大に対して中央のみをねらいサイドとコーナーの利用が全然みられずつねに攻撃に苦しみまたほとんど
闘志もなかった、これに反して関大のアタック氣味の防御はよく神大のボール保持を妨げ逆にこれを奪い有利にゲームを
運んだ、関大の新井の中野投の成功は関大勝因の一つと思はれる
「バスケットボールニュースウイークリー 林浩一」
前節関学を倒した関大は今節神経大を二連敗させるの殊勲を立てた。十月卒業のため闘将Ｆ小田を学窓から送った経大は
唯一人の交代者上田を以ってその跡をうめる苦しさ、その上主将Ｇ堀江の病魔を押しての戦いのぶりも痛々しく最後の追い
込みに常の威力を見せることができずに遂に二連敗を喫するに至ったのである。関大の激しいアタックに逢った経大の攻撃
は小田を欠くため弱々しさを露呈しボールの回りも円滑を欠いて常に中断の危機に見舞われる有様では、如何に堀江の良智
も曇らざるを得ず遂には関大にパスを献ずることになり、上田を初めとしこのブラインドパスによる関大の得点は１０点を
下らずこれが上下大きな影きょうを與へている。関大はＧ太田の中ロングが高度の成功率を見せて経大の出端を挫くと共に
その追及をも中断するの威力を見せ第二戦のゴール下へのカットインと共にこの二勝に大いに貢献している。神経大の攻撃
はポストマンと神崎へパスがほとんど入らず、又入っても処置が遅いためツブシにかかってものにならなかったことが大き
い、又その攻撃も縦のパスが多す？れたため単調となって反って中断の危機を招いていた。サイド或いはコーナーの使用が
全然なく狭いバックからのみ中央を狙ったのではチャンスが生じよう訳がない。ともかく次週は同大であるからＦのアナを
至急埋めることが大切である攻撃リバンウド(ママ)の弱化も一考を要しやう。
１０月３０日（土）
|
神戸経済大学 |
３７ |
17-29 |
６０ |
同志社大学 |
|
20-31 |
得点 Ｆ 得点 Ｆ 得点 Ｆ 得点 Ｆ 得点 Ｆ 得点 Ｆ 得点 Ｆ
内村 ４ １ 水垣 ９ １ 神崎 ７ ３ 堀江 ０ ０ 田中 １１ １ 上田 ６ ３ 黒崎 ０ ０
神崎 １９ ３ 山本 １７ ０ 宇田 ０ ０ 浮島 １ ２ 植村 ４ ２ 橋本 ０ ０ 須藤 ５ ０
谷口 １２ ２ 井坂 ２ １
１０月３１日（日）
|
神戸経済大学 |
４４ |
24-31 |
５８ |
同志社大学 |
|
20-27 |
得点 Ｆ 得点 Ｆ 得点 Ｆ 得点 Ｆ 得点 Ｆ 得点 Ｆ 得点 Ｆ
内村 ６ ２ 水垣 １２ １ 神崎 ８ ２ 堀江 ０ ０ 田中 ９ １ 上田 ９ ３ 黒崎 ０ ０
神崎 １ １ 山本 １４ １ 宇田 ０ ０ 浮島 ３ １ 植村 １２ １ 橋本 ０ ０ 須藤 １５ ２
永井 ０ ０ 谷口 １３ ４ 井坂 ０ ０
|
星取表 |
同志社 |
京都大 |
関学大 |
関西大 |
神経大 |
大商科 |
勝敗 |
|
①同志社 |
54 46 |
45 47 |
42 47 |
60 58 |
37
44 |
7-3 |
|
|
②京都大 |
53 49 |
51 54 |
39 41 |
37 31 |
55 59 |
6-4 |
|
|
③関学大 |
53 52 |
50 65 |
38 43 |
54 46 |
67 62 |
6-4 |
|
|
④関西大 |
41 45 |
34 33 |
44 48 |
42 42 |
49 50 |
6-4 |
|
|
⑤神経大 |
37 44 |
42 33 |
71 40 |
38 35 |
43 48 |
5-5 |
|
|
⑥大商科 |
34 43 |
42 28 |
45 50 |
29 38 |
34 44 |
0-10 |
②～④の順位決定方法は不明。
関西六大学ＯＢリーグ
（３月中 西宮体育館）
|
神戸経済大学 |
１３ |
9-37 |
６５ |
京都大学 |
|
7-28 |
|
神戸経済大学 |
２５ |
6-34 |
５６ |
京都大学 |
|
19-22 |
|
神戸経済大学 |
４２ |
23-24 |
４３ |
関西大学 |
|
19-19 |
|
神戸経済大学 |
２７ |
8-10 |
２６ |
大阪商科大学 |
|
19-16 |
|
神戸経済大学 |
２８ |
8-17 |
３８ |
同志社大学 |
|
20-21 |
第３回 西日本総合選手権
６月４～６日 西宮体育館
|
凌霜クラブ |
４５ |
20-12 |
３０ |
ＧＢ倶楽部 |
|
25-18 |
|
凌霜クラブ |
２ |
- |
０ |
全島根 |
|
- |
|
凌霜クラブ |
３５ |
20-13 |
４２ |
新日本産業 |
|
15-29 |
得点 Ｆ 得点 Ｆ 得点 Ｆ 得点 Ｆ 得点 Ｆ 得点 Ｆ 得点 Ｆ
小田 ２ ３ 田中 ５ ３ 水垣 ４ ０ 神崎 ４ ３ 堀江 ９ １ 藤井 １１ ２ 藤岡 ２ ２
名越 ０ ４ 中村 １０ ２ 満田 ３ ０ 横町 １０ ０ 池田 １０ ３ 奥山 ６ ０ 吉田 １ ０
両軍シュート濫発にスタートし、両軍ゴール下及びＧのカットインで２ゴールを報い、12分中距離シュートで凌霜11-7と逆にリード、
凌霜はデイフェンシブ・リバウンド良く頑張り、攻めては良くボールを廻し着々と得点し20―13とリード。
後半両軍共速攻の最後のパスまずく得点と成らず。７分頃より新日産良く頑張り23―19と追撃急。
９分新日産中村健闘して25―23とついにリードを奪う。10分頃より両軍良く暴れるも決定的なゴールなし。
凌霜は防御やや乱れ、攻撃も乱調となり、17分新日産37―30と依然リード。
凌霜アタック中にＣ藤井足をつり、四人のディフェンスに対して新日産パスを良く廻し43―35と制勝。（小森正）「西日本協会第３号」
兵庫県総合選手権兼第３回国民体育大会兵庫県予選（第３回 神戸学士優勝）
「兵庫籠球第７号」
９月１～４日
二回戦
|
凌霜クラブ |
２９ |
8-17 |
２６ |
大同製鋼 |
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21- 9 |
大同のシュート確実なのに対し、神経大の主力を以ってせる凌霜の練習不足は目に余るもの有り、またルーズボールに対するダッシュも
常にＯＢチームの大同に取られていることは大いに考えねばなるまい。後半に入り凌霜は次第にチームワークを取り戻し着実にゴールイン
し、大同次第に疲労するに従いゲーム伯仲す。大同の疲労に乗じ凌霜アタックしこれが成功して最後にうっちゃる。大同の混乱はやむを得
ないものがある。（伊藤八）
準決勝戦
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凌霜クラブ |
３９ |
18-26 |
４７ |
関西学院大学 |
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21-21 |
得点 Ｆ 得点 Ｆ 得点 Ｆ 得点 Ｆ 得点 Ｆ 得点 Ｆ 得点 Ｆ
小田 １６ ２ 田中 ５ ４ 水垣 ３ ０ 神崎 ８ １ 堀江 ５ ２ 上田 ２ ３ 内村 ０ ０
和田 ０ ０ 田之室 ０ １
鷲尾 ０ ３ 藤井 ０ ３ 湊一 １６ １ 八木 ２４ ２ 湊晟 ５ ５ 北畑 １ ５ 松川 １ ３
凌霜は老巧さに於ては稍勝ってゐるが何れにしてもシュートのミス多く折角のフォローをものに出来ず。關學の速攻にやられてゐた。
セットプレイでは關學僅かに八木のポストのシュートが二三きまったのみで、凌霜のディフェンス陣はやられてゐない。も少し鋭く動け
ば練習不足氣味の凌霜も勢ひ反則を犯すに至るのではないだろうか。後半凌霜得意のねばりで一度リードしたが最後に疲労して關學の速
攻に敗れる。（伊藤）
世 相
10月15日 吉田茂が内閣総理大臣に就任
アカデミー作品賞「ハムレット」
参考資料
「神戸大学バスケットボール七十年」(1999年)
朝日新聞大阪版朝刊
（10/21 P.3）
関西学生バスケットボール・リーグ（20日・西宮）
関学６１－５１立命 関大６５－６３京大 神大７８－７１同大
（10/22 P.4）
関西学生バスケットボール・リーグ（21日・西宮）
関学９８－６０立命 関大７６－５７京大 同大５７－５１神大
（10/23 P.3）
関西学生バスケットボール・リーグ（22日・西宮）
神大５６－５０同大
（10/28）27日の結果掲載なし
（10/29 P.4）
関西学生バスケットボール・リーグ（28日・西宮）
関学５７－４４神大 京大４３－４１立命 関大６５－４０同大
（11/4 P.3）
関西学生バスケットボール・リーグ（3日・西宮）
立命６３－３５同大 関大７２－６２神大 関学５１－４４京大
（11/5 P.3）
関西学生バスケットボール・リーグ（4日・西宮）
関大４９（25-22・24-22）４４神大 同大５０（26-17・24-20）３７立命
関学７３（40-25・33-36）６１京大
（11/6 P.3）
関西学生バスケットボール・リーグ（5日・西宮）
立命５４（27-29・27-19）４８同大
（11/11 P.3）
関西学生バスケットボール・リーグ（10日・西宮）
京大５６（25-20・31-27）４７神大 関学６８（27-26・41-40）６６同大
立命８４（36-42・38-32・5-5・5-3）８２関大
（11/12 P.4）
関西学生バスケットボール・リーグ（11日・西宮）
京大４７（23-20・24-19）３９神大 同大４９（23-22・26-24）４６関学
関大６１（27-20・34-21）４１立命
（11/13 P.3）
関西学生バスケットボール・リーグ（12日・西宮）
関学５３（25-21・28-20）４１同大 関大８５（39-23・46-45）６８立命
（11/18 P.3）
関西学生バスケットボール・リーグ（12日・西宮）
神大５７（25-22・32-30）５２立命 京大６０（23-20・37-23）４３同大
関大６６（26-31・40-32）６３関学
（11/19 P.3）
関西学生バスケットボール最終日は18日西宮体育館で挙行。関大は優勝候補の関学をストレートで破り、10勝１敗の成績で２年ぶりに関学から王座を奪還した。
神大５９（33-33・26-25）５８立命 京大５３（21-30・32-22）５２同大
関大６９（45-32・24-30）６２関学
[順位] ①関大10勝１敗 ②関学８勝３敗 ③京大６勝４敗 ④神大 ⑤立命 ⑥同大
（11/26 P.4）
関西学生バスケット（25日・西宮）
１、２部入替 同大３９－３６大市大 ２、３部入替 大外大４９－４４神商大
（11/27 P.3）
関西学生バスケット入替戦（25日・西宮）
１、２部 同大５７－５５大市大 ２、３部入替 神商大５２－３８大外大
（この結果同大は１部に居残り、神商大は３部から２部へ）